映画「相棒-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断」主演:水谷豊
2017年2月11日(土)公開
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監督・脚本・音楽
監督:橋本 一
1968年1月17日生まれ、新潟県出身。
日本大学藝術学部卒業後、90年東映入社。京都撮影所に配属され、『御宿かわせみ』(沢口靖子版)にて監督デビュー。
以降、東映の社員監督として時代劇、現代劇、任侠映画、スーパー戦隊シリーズまでジャンルを問わず活躍中。13年12月東映退社。
フリーランスの演出家として活動を開始。
主な作品に、『探偵はBARにいる1&2』(11&13)、『臨場 劇場版』(12)、『相棒シリーズ X DAY』(13)、『王妃の館』(15)、『シマウマ』(16)がある。
『相棒』シリーズには『season2』(03~04)の第8話「命の値段」より参加。脚本:太田 愛
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今回はプロットを書く前にまず、大スクリーンにふさわしい、画的なクライマックスについて、プロデューサー陣と話し合いを行っています。
そして、クライマックスが世界スポーツ競技大会の日本選手団パレードと決まってから、それを持ち帰ってプロット作りに取りかかり、その場所で犯罪を行う人物とは、どういう必然を内包し、どんな目論みを持つのか? という犯人像を深める作業を始めました。
国を背負って戦い、メダルを獲り「国の誇り」として帰ってきた人たちを、50万人もの人々が日の丸を振って祝福する。
そのひとりひとりの命の重みを考えた上でなお、犯罪を遂行できる人物をまず造形し、それを軸にして、犯人と関わっていく人々や全体を貫く物語へと世界観を広げていきました。
巨大な犯罪を企てる人物と対峙し、事件の深層に隠された謎を右京さんが解いていく。
水谷さんの右京さんはいつもチャーミングで知的で、時に残酷なほど冷徹で……
どんな脚本も神業のように受け止めてくださいます。
反町さんの亘さんは、裏から手を回すなど(笑) かつてない大胆さが似合う、振り幅の広い相棒。
とてもワクワクする組み合わせだと思います。1964年9月2日生まれ、香川県出身。
大学在学中より始めた演劇活動を経て、97年テレビシリーズ「ウルトラマンティガ」で脚本家としてデビュー。
12年に「犯罪者 クリミナル」で小説家としても執筆活動を始める。
『相棒』シリーズには『season8』(09~10)の第2話「さよなら、バードランド」より参加。
主な作品に、映像分野では、『犬とあなたの物語 いぬのえいが』(09)、「ココだけの話」(01、EX)、「TRICK2」(02、EX)、小説では「幻夏」(13)のほか、17年2月末に新作「天上の葦」(KADOKAWA刊)を刊行予定。音楽:池 頼広
1987年「AIKE BAND」のベーシストとしてメジャーデビュー。
その後LAの一流ミュージシャンのレコーディングにアレンジャー・ベーシストとして参加する。
94年より映画、ドラマ、アニメ、ゲーム音楽等の劇伴作曲家としても活躍。
01年に文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞などを『BLOOD THE LAST VAMPIRE』が受賞。
07年CM『ASIENCE ~ 髪は女の命』が、ロンドン インターナショナル アワードのTelevision/Cinema部門で“ゴールド賞”を受賞。
テレビドラマ『相棒』シリーズ、「女王の教室」、「家政婦のミタ」、アニメ「TIGER&BUNNY」、映画『相棒シリーズ X DAY』(13)とジャンルを超えて活躍中。
『探偵はBARにいる』で第53回日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞。
[出典:相棒-劇場版IV-(公式サイト > http://www.aibou-movie.jp/staff/index.html ]
『相棒 -劇場版IV-』本予告
『相棒-劇場版IV-』特報
『相棒 -劇場版IV-』 北九州スペシャル映像
みどころ
前作「相棒-劇場版Ⅲ-」の公開から約3年の2017年2月、『相棒』劇場版が帰ってきます。
「season14」から杉下右京(水谷豊)の《相棒》になった冠城亘(反町隆史)と共に、シリーズの新たなキーパーソン・社美彌子(仲間由紀恵)、《元相棒》神戸尊(及川光博)、現在は警察学校教官の《元鑑識》米沢守(六角精児)も登場。
今度の敵は、ミステリアスな国際犯罪組織。
「相棒」史上最も壮大で悲痛なクライマックスが訪れる!?
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あらすじ
7年前、英国で日本領事館関係者の凄惨な集団毒殺事件が起こり、その唯一の生き残りだった少女が国際犯罪組織によって誘拐された。
しかし、当時の駐英大使と日本政府は“高度な政治的判断”によって、その誘拐事件を闇に葬っていた。それから7年。
国際犯罪組織バーズのリーダー=レイブンを長年追ってきた国連犯罪情報事務局・元理事のマーク・リュウが、日本にレイブンが潜伏しているという情報を得て香港から来日。
特命係の杉下右京と冠城亘は、社美彌子からの指示で、案内役としてそのリュウに同行していた。
その矢先、リュウの部下が、「天谷克則という男を調べてくれ」というメッセージを残し、首に黒い羽のタトゥーを入れた“黒衣の男”に殺害された。外務省のホームページをハッキングした犯行グループは、7年前に誘拐した少女=鷺沢瑛里佳の現在の姿を動画で公開した。
「7年前、日本政府は我々の要求を無視した。今回拒否すれば、大勢の人々が見守る中で、日本人の誇りが砕け散るだろう」というメッセージと約9億円の身代金を要求した。
誘拐事件の全貌が明らかになって、騒然とするマスコミ。
特命係の2人は捜査一課の面々、元鑑識の米沢守、警察庁の神戸尊らを巻き込みながら、事件解決へと独自に動き出す。東京では、世界の要人を招いて国際平和会議が開かれようとしていた。
国際社会に向けて“テロに屈しない国家”であることを示さなければいけない日本政府。
今回の要求も無視されることになれば“国から二度棄てられる”ことになる少女。
様々な思惑が交錯する中、杉下右京は犯人グループの真の標的に近づきつつあった。
リュウが被害者の一人となった異物混入事件の物証から、犯行グループが50万人分の致死量がある毒物を所有していることが判明。「大勢の人々が見守る中で、日本人の誇りが砕け散る」。
東京・銀座に50万人以上の見物客が集まる世界スポーツ競技大会の日本選手団の凱旋パレードへの無差別大量テロだった。事件の鍵を握る“天谷克則”とは一体何者なのか?
“黒衣の男”の正体は国際犯罪組織バーズのリーダー=レイブンなのか?
そして、事件の首謀者レイブンの本当の目的とは?
日本中が歓喜に包まれた凱旋パレードの真っ只中、遂に杉下右京は真犯人を追い詰める!
しかし、その先には誰も想像してなかった“真相”と“未来”が待ち受けていた。
[出典:相棒-劇場版IV-(公式サイト > http://www.aibou-movie.jp/story/index.html ]
キャスト・登場人物相関図
杉下右京……水谷 豊
警視庁特命係係長・警部
警視庁一の切れ者だが、真実を追求するあまり上層部に疎まれた窓際キャリア。
名推理で事件解決に挑む。
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台本を読んで、未来のために忘れてはいけない過去があること、そして過去と未来を結びつける今、現在のために、特命係は何をすべきか、右京は人として、どんな覚悟をするのだろうかと考えました。
右京はいつも今を生きている。
過去を振り返ったり、将来に思いを馳せることなく、今を生きていこうというのが、右京の基本だと思います。
そういう意味では、作品を続ける中で、チーム『相棒』には安住せず、いつもみんなで変化、トライしていこうという思いを感じています。
ワンシーズンを経て、亘には既に今までとは違う雰囲気があります。
亘のユーモア、実は右京は好きなんだと思いますね。
反(ソリ)には、これからも突っ走ってほしいところです(笑)。
冠城 亘……
警視庁特命係巡査
元法務省キャリア官僚。飛ばされた警視庁でも、
広報課から念願の特命係への異動を、荒技で実現させた凄腕。
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劇場版シリーズのスケール感で、僕の代でも映画が作れるなんて、嬉しかったです。
パレードのシーンなんて“こんなこともできちゃうんだ!”って(笑)。
レギュラーシリーズとは違った意外性、映画ならではの肉厚な部分が印象的な台本でした。
十何年も『相棒』ワールドを作ってきたスタッフの中で芝居をしていると、ほかの現場にはない安心感があります。
プロフェッショナルな人たちが集まっているから、流れに身を任せておけばいい。
水谷さんが器の大きな方で、現場を和ませてくれるので、すごくやりやすいというか、感謝しています。
右京さんの芝居のリズムに乗っかって、亘もいい意味で、みなさんの期待を裏切りつつ、応えていきたいと思っています。
黒衣の男……北村一輝
国際犯罪組織「バーズ」の主要メンバー。
バーズのリーダー格“レイブン”として、警察にマークされている。
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当たり前のことを見失いがちな今の時代に、人間として失ってはいけない部分で葛藤する男の、貫くべき正義、人間的な温かさをシンプルに伝えたいと思いました。
子どもの頃に憧れたヒーロー、水谷さんとの共演シーンでは、緊張感がありました。
役のバランスや見せ方などを話し合いながら、アクションシーンを作っていきましたが、水谷さんの引き出しの多さ、客観的な視線の広さに敬服するばかりでした。
今回水谷さんとご一緒して、長く俳優としてやっていくには、奢りなく、真摯に作品に向かう姿勢が必要なんだと気の引き締まる思いがしました。
鷺沢瑛里佳……山口まゆ
在英日本大使館の参事官令嬢。
7年前、10歳のとき「バーズ」に誘拐され、行方不明に。
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刑事ものも、アクションも初挑戦でしたし、瑛里佳という女の子は今までにない役で、くじけそうになった時もありました(笑)。
日本が抱える大きな問題についてとか、いろいろなことをたくさん考えている瑛里佳の人生はすごく深いものなんだと、何度も台本を読み直しました。
過去に対して複雑な思いもあるけど、それよりも現実をちゃんと見て対応できる強い意志を持った女の子だと思いました。
私自身も負けず嫌いなので“ここで負けたくないぞ”って思いに共感できる部分もありました。
ワンシーンごとに彼女のいろいろな思いが詰まっているので、ひとつずつ慎重に撮影にのぞみました。
マーク・リュウ……鹿賀丈史
「国連犯罪情報事務局」元理事。
日本での案内役となった特命係と共に、レイブンを追う。
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水谷さんを中心に、長台詞長回しの、地に足の着いた撮り方というのか、面白いドラマだと思って見ていました。
映画固有の奥深さや空気感を体感できて、久しぶりに“映画をやったな”という手応えのある現場でしたね。
(リュウは)幼児期の体験から、戦争に対する大きな憎しみを背負った人間です。
根本に哀しみがあり、どこか過去を引きずって生きていますが、国や人を思う優しさも持った、非常に豊かな人物じゃないかなと。
その辺の設定も興味深く、やり甲斐がありました。
水谷さんとの共演は初めてでしたが、繊細なリアリティを求められる芝居では、受けとめていただいたというか、息の合ったコミュニケーションができたのではないかと感謝しています。
月本幸子……鈴木杏樹
小料理屋「花の里」女将
かつて右京に逮捕された過去を持つ。
刑期を終えて出所後、右京の薦めで「花の里」の二代目女将になった。
伊丹憲一……川原和久
警視庁捜査一課刑事・巡査部長
目つきと柄は悪いが、実直な正義感にあふれた、昔気質な刑事。
事件を勝手に捜査する、特命係を煙たがる。
芹沢慶二……山中崇史
警視庁捜査一課刑事・巡査部長
口をすべらせ、右京に捜査情報を漏らしては、伊丹先輩の機嫌を損ねがち。
得体の知れない亘に用心している。
角田六郎……山西 惇
警視庁組織犯罪対策5課長・警視
ちょくちょく特命係に「ヒマかっ?」と現れては、
何かと右京たちの手助けをする、数少ない特命係の理解者。
米沢 守……六角精児
警察学校教官
優秀な鑑識課員として、右京に協力していたが、現在は警察学校へ異動。
鑑識に戻るためにも右京の協力を拒否。
大河内春樹……神保悟志
警視庁警務部人事第一課・首席監察官・警視正
警視庁内部で警察官の不正を捜査。
時に規律を無視する特命係に目を光らせているが、右京の能力には一目置く。
内村完爾……片桐竜次
警視庁刑事部刑事部長・警視長
捜査一課をはじめとする、刑事部をまとめる責任者。
組織の秩序を乱す、特命係の存在を苦々しく思っている。
中園照生……小野 了
警視庁刑事部参事官・警視正
内村刑事部長の腰巾着。
刑事部の事件に首を突っ込んでくる、特命係の動きを杓子定規にけん制。
佐橋健作……益岡 徹
副総理
強硬な姿勢で現政権を牽引。
国際犯罪グループの誘拐事件をテロ事件にすり替えて、身代金の要求を拒否する。
岩井孝信……江守 徹
鷺沢瑛里佳誘拐事件発生当時の駐英大使
現在は環太平洋評議会専務理事として活躍。
政界にも発言力を持つ。
社 美彌子……仲間由紀恵
警視庁総務部広報課長
警察庁キャリア官僚として、内閣情報調査室出向を経て、警視庁に勤務中。
亘の特命係異動を、峯秋に働きかける。
[ Comment コメント ]
初めて『season13』に出させていただいたときの緊張感を思い返しながら、作品世界の魅力に引き込まれるように台本を読みました。
美彌子は正義や何かを守る強さを持った人ですが、彼女が抱えている闇の部分も感じています。
右京さんに対しては、ほかの人にはない厚い信頼を寄せていると思いますね。
ただ、信頼感と同時に、深く関わるのは危ないんじゃないか? という恐怖心もあるのではないかと。個人的には今回、水谷さんと一緒にお芝居させていただいて、目には見えない気持ちをキャッチボールできたような楽しさを感じました。
右京さんと美彌子のやりとりでは、亘さんとのコンビネーションとはまた違う空気感が出せたら面白いな、と思いました。
神戸 尊……及川光博
警察庁長官官房付
警察庁の特命捜査のために特命係へ潜入するも、自ら退路を断ち、右京の二代目相棒に。
現在は警察庁に異動。
[ Comment コメント ]
冒頭のシーンから“太田さんっぽいなぁ”って、ワクワクして読みました。
台本を開いたら、神戸尊の名前がレギュラーキャストのところにあって、俄然やる気が出ましたね(笑)。
『相棒』ワールドってずっと続いているものだし、神戸尊というキャラクターは、僕の中で消えていない。
引き出しの奥にいつもいるから、久しぶりに演じるからといって特に準備したこともありません。
右京さんとのお芝居は、再会の嬉しさが溢れ出ちゃってるかも(笑)。
現場でのアドリブは“神戸くんだったらどうするだろう?”というひらめきです。
台本には捜一の二人 との絡みはなかったのですが、僕のアドリブに川原さんがしっかりリアクションしてくれて、楽しかったな。
甲斐峯秋……石坂浩二
警察庁長官官房付
息子・享の逮捕を受けて降格するも、警察内での影響力は依然大きい。
切れ者・右京の功罪を認識している。
[ Comment コメント ]
右京さんを「危険人物」視するのは、評価しているから。絶対に悪を許さない。
政治的なことにも構わず突っ込んでいく。
そういう意味では、峯秋も危険な人間です(笑)。
今回のテロに対する考え方は、二人の共通点ですね。
映画らしい、ダイナミックな問題提起ですが、非常に『相棒』らしいテーマだと思いました。
“テロは悪い!”と断罪するのではなく“なぜテロは起きたのか?”と考えていただきたい。
『season14』の転換期を経て『15』そして本作には、特命係の背後にある警察組織の厚みが出てきましたね。
組織内の複雑な人間ドラマもまた『相棒』シリーズのよさ。
峯秋自身、降格にも慣れて、上層部として裏で動けるゆとりを感じさせねばと思っています。
(出典:相棒-劇場版IV- 公式サイト http://www.aibou-movie.jp/cast/index.html)
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