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タイタニック号沈没の原因は火災だった 2017年9月18日世界まる見え

投稿日:2017年9月18日 更新日:

タイタニック号沈没の原因は火災だった 2017年9月18日世界まる見え!テレビ特捜部

2017年9月18日世界まる見え!テレビ特捜部「ミステリークイズ3時間SP」より

タイタニック号が氷山にぶつかって沈没したことはご存知でしょうか?

 

 

 

 

 

 
実は、最近新たに発見された写真によって、その説がひっくり返されるかも知れないのです。
タイタニック号が沈んだ本当の理由は何だったのでしょうか?

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今から105年前の1912年

当時史上最大かつ最新鋭の設備を搭載した豪華客船タイタニック号は、華々しく処女航海に出発。
「しかしその途中、氷山に衝突し、約1500人を巻き添えにして沈没した」というのが、知られているタイタニック号の悲劇です。

しかし近年、古いアルバムが発見されたことにより、氷山とは別の驚きの事故原因が浮上!
果たして、タイタニック号が沈没した本当の理由とは!?

今回調査を行うのは、タイタニックの沈没を30年間追い続けているジャーナリストのセラン・モロニー。

タイタニック号は前もって「氷山がある」との警告を受けていました

にも拘わらず、なぜか進路を変えず、スピードも落としませんでした。
また、「神でも沈められない不沈船」と呼ばれていたのに、たった2時間30分で海に沈みました。
この不可解な事実からモロニーは、沈没の裏には”氷山以外の要因もあったはずだ”と考えています。

そんなモロニーのもとに、100年以上も屋根裏部屋に眠っていた古いアルバムが持ち込まれました

共同研究者であるスティーブ・ラフィールドがオークションで手に入れたのですが、そこには、建造開始から完成までのタイタニック号を写した見たことのない写真がズラリ!

 

 

 

 

 
これらの写真は、タイタニック号の電気技師がプライベートで撮影したもの。
この中に、気になる写真がありました。
タイタニック号の船体に黒い影のようなものが見えます。

 

 

 

 

 
これを見た二人は、”あるトラブル”を思い出しました。

実はタイタニック号は、出航時に船内の石炭倉庫で火災があったことが知られています

 

 

 

 

 

 

しかし、たいした被害は出なかったとされ、あまり問題にはなりませんでした。
ところが、その石炭倉庫の場所はちょうど、黒い変色部分の裏側なのです。

本当にたいしたことはなかったのでしょうか?
モロニーは、石炭火災の専門家・ギエルモ・レイン博士に写真を見せて話を聞きました。

すると…
レイン博士「ああ、これはきっと石炭が自然発火したんだと思います」

実は、石炭は自然発火しやすい燃料で、空気に触れると酸化、そのさい発熱を伴います。
レイン博士「特に石炭の量が多ければ、温度が1000℃近くになることもあります。なので、気づいたときには手遅れということも多いんです」

ではその火災は、いつから起きていたのでしょうか?

この写真が撮られたのは出航の数週間前。

モロニー「もしかして、そのころから?」
レイン博士「ええ、おそらく」

モロニーは、当時の資料を徹底的に調査。
すると、タイタニック号の石炭係が、この火災について話している新聞記事を発見!
そこには…

記者「火を消し止めたのはいつですか?」
石炭係「消せてない。タイタニックは燃えながら走っていたんだ」

記者「え?だってお客さんは…」
石炭係「知らせてない」

なんと、タイタニック号は、船内の火災を消せぬまま出航!
しかもそのことを客に黙っていたというのです。

船長”このことは他言無用だ!いいな”
石炭係”わ、わかりました”

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なぜ火災が起きているのを知りながら船を出航させたのでしょうか?

実は、タイタニック号を持っていたホワイトスターライン社は、経営難により数年前に買収されていました。
新しい親会社から「一刻も早く利益を出せ!」と厳命されていたのです。

そこでまず、経費を切り詰めるため、タイタニック号の設計を修正。
鉄板などの厚みを減らし、救命艇の数を半分に削減。

幹部「いいか、予算がないんだ!」

しかし、安上がりに作った船体は多くの危険をはらんでいました

タイタニック号より先に就航した姉妹船・オリンピック号が事故を起こしたときの写真。

 

 

 

 

 

 

質の低い鉄板ゆえ、船体が大きく引き裂かれています。
この船とタイタニック号は、ほぼ同じ強度で作られていたと言います。

ちなみにこの事故の莫大な修理費は、ホワイトスターライン社が負担、更なる経営難に。
それを挽回するのがタイタニック号の役目でした。
タイタニック号は、何が何でも出航し、利益を上げるしかなかったのです。

モロニー「おそらく船長たちは、走っているうちに火災はどうにか消せると思っていたのでしょう」

こうして、きわめて危険な状態でタイタニック号は、イギリス・サウサンプトンからニューヨークに向け処女航海に出発。
乗客たちは世界一安全な船と信じ、優雅な船旅を楽しんでいました。

そして、ニューヨークまであと3日となったところで氷山と遭遇

実は事前に船長らは「氷山に注意せよ」との警告を2度にわたって受けているのですが、船は進路も変えず、スピードも落とすことなく氷山に突っ込みました。
それは一体なぜなのでしょうか?

実は当時、炭鉱ストライキの真っ最中で石炭の入手が難しく、タイタニック号はニューヨークにたどり着くギリギリの量しか石炭を積んでいませんでした。
つまり、氷山を避け、遠回りする余裕がなかったと思われます。

船舶エンジニア リチャード・デ・カープレック「一度減速したら、再び走り出す際に大量の燃料が必要になります。それで石炭が足りなくなって、途中で船が止まりでもしたら大変です。会社の評判は地に落ちるでしょう」
モロニー「つまり彼らは、氷山にぶつかる可能性は小さいが、燃料切れで恥をかく可能性は大きい、そう考えたと」

リチャード・デ・カープレック「「おそらくそうでしょう」

さらに、船内火災に対処するには、燃えた石炭をエンジンの窯に放り込むしかなかったため、どうしてもスピードが出てしまい、そもそも減速できなかったとも考えられます。
そしてタイタニック号は、いくつもの石炭倉庫を、隔壁と呼ばれる鉄の扉で仕切っていて、万が一氷山にぶつかり水が入ってきたとしても、被害をそのブロック内で最小限に食い止める仕組みになっていました。

しかし、隔壁が焼けた石炭に直接触れる構造だったため、熱によるダメージを受け続け、強度が4分の1にまで低下。
そんな状態で氷山と衝突、浸水の勢いに対し、高熱で弱った隔壁はひとたまりもありませんでした。

「こうして浮力を失ったタイタニック号は、わずか2時間半で沈没した」とモロニーは結論づけました。

しかし、なぜ100年間も明るみに出なかったのでしょうか?

事故後イギリス政府は、真相究明のため事故調査委員会を設置。
しかし、火災についてはほとんど言及されませんでした。
なぜなら、調査委員長を務めたマージー卿なる人物が、海運業界と深いつながりを持っており、業界に都合の悪い証言を全て却下したからだといいます。

マージー卿「いいですか、この事故と火災は無関係です」

しかし、それから100年以上たった今、セラン・モロニーが、タイタニック号のミステリーにいよいよ終止符を打つかも知れません。

モロニー「この写真がすべてを物語っています。タイタニック号の悲劇を引き起こしたのは”氷と炎”だったと私は考えています」

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