フジテレビ スペシャルドラマ「炎の経営者」主演:伊原剛志 あらすじ&キャスト&相関図
フジテレビ系
2017年3月19日(日)16時~17時25分
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原作
高杉 良「炎の経営者」(文春文庫)
みどころ
原作は、経済小説の第一人者・高杉良が発表し、「ビジネスマン必読のロングセラー」とも言われる小説「炎の経営者」。
戦時中の大阪で、小さな町工場を興した経営者が、《当たって砕けろ》の精神で情熱をもって行動し、日本が世界に誇る化学的な功績を残し「世界を変えた」という実話が基になっています。
主人公の谷田部泰三(やたべ たいぞう)は、後に日触化学工業と社名を変えるオキタ合成化学工業社長で、戦時中は車や飛行機の塗料となる「無水フタル酸」などを製造し、工学博士でもあります。
とにかく「独自技術の研究と開発」にこだわり続ける男でした。
持ち前の大胆さと粘り腰、さらに強い信念をもって、様々な難題に立ち向かい会社を発展させていきました。
さらには、リーダーとして、優秀な人材の発掘・育成に力を注いだり、部下の意見に耳を傾けながら組織を引っ張っていく「理想の経営者像」を体現している人物です。
彼は、「無水フタル酸」や化学反応を起こし始めた物質の反応速度を早める「触媒」の研究・製造に取り組みました。
多くの困難にぶつかりながらも、世界を驚かす研究を夢見て、販売路線を拡大。
工場増設用の資金を集めるために、大手企業に飛び込みで融資を直談判しました。
世界に通じる国産技術を生み出すことにこだわり、戦い続けたのです。
主演は伊原剛志さん。
圧倒的存在感と確かな演技力を持つ伊原さんが、伝説の人物をいかに演じていくのか期待です。
あらすじ
昭和19年。
大阪にある「オキタ合成化学工業」の社長・谷田部泰三(伊原剛志)は、自らの工場内で研究や改良に明け暮れていた。
谷田部の会社は、車や飛行機の塗料やビニールを作る為に必要な「無水フタル酸」や化学反応を起こし始めた物質の反応速度を早める「触媒」の研究・製造をおこなっている小さな企業。太平洋戦争の最中、社員は戦争にかり出され、思うように研究が進まない時期だったが、“新しい触媒の研究を行いたい”という熱意に溢れた工場次長の浜野喜久麿(中村靖日)らとともに明るい未来を信じて邁進していた。
しかし、ある日、工場長・寺内良和(石丸謙二郎)が不在時、工場で火災が発生し、浜野は無念のまま命を落とす。
谷田部をはじめ、社員たちは亡き浜野の思いを胸に再建の道を探ってゆく。昭和20年、太平洋戦争が終結し、敗戦国となった日本に対し、GHQは、戦時中軍需工業に携わった企業に生産制限をおこない、ますます苦難は続いていく。
工場も焼け、運転資金がまわらなくなってしまった会社を救うため谷田部は妻のさと子(戸田菜穂)に自宅を抵当に入れて銀行から借金したいと申し出る。
さと子の了解を得て金策したものの、翌年生産許可が降りてもインフラの不備などがあり、なかなか思うように計画は進まなかった。
しかし怯むことなく、社名を「日触化学工業」に変更し、販売路線拡大の為に東京に営業所を出すことを提案するなど新たな道を探っていた。
東京営業所を自分に任せてほしいと名乗りでた山村基弘(渡辺大)や旧満鉄の中央試験所所長・都築正(大石吾朗)に紹介された生意気で反骨心のある優秀な技術者、神崎三郎(内田滋)と佐久間滋(六角慎司)など若い力も借りながら世界を驚かす研究を夢見ていた。昭和25年になり、ジェーン台風の直撃で大損害を受け、大手企業や銀行に救済を申し出るが見向きもされず断られ、八方塞がりとなる。
そこで谷田部は、原材料を仕入れている大手企業・大和製鉄に融資を申し出ることを思いつくが、雲の上の存在である社長・永田重男(柴俊夫)にはなかなか会うことができない。悩んだ末、旧友である棋士・真田幸造(山口智充)に相談。
なんと永田が乗っているという急行列車に乗り込み、融資の直談判を行う…。
会社の倒産か?
自主技術の大躍進か?
技術を欧米から買うことを断固として受け入れず、あくまで世界に通じる国産技術を生み出すことにこだわり続けた谷田部の戦いが始まる…。
[出典:炎の経営者(フジテレビ > http://www.fujitv.co.jp/keieisha/story.html ]
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キャスト・登場人物相関図
谷田部泰三……伊原剛志
後に日触化学工業と社名を変えるオキタ合成化学工業社長。
戦時中は車や飛行機の塗料となる無水フタル酸などを製造。
工学博士でもあり、独自の触媒技術を中心に研究開発に情熱を注ぐ。
真田幸造……山口智充
谷田部と同郷の将棋士。
家族ぐるみの付き合いで、深夜にふらりと谷田部家を訪れては、酒を酌み交わす。
後に史上初の三冠獲得名人となる。
谷田部さと子……戸田菜穂
谷田部泰三の妻。
仕事に追われる夫を影ながら支え、一男二女を育てる。
山村基弘……渡辺大
社員。
終戦後の苦境の中も、笑顔を絶やさないムードメーカー。
東京営業所新設の際に、自ら進んで上京し新規顧客開拓を目指す。
浜野喜久麿……中村靖日
多くの社員が戦地に赴く中、肺が悪く吹田工場で働く工場次長。
研究再開を夢見る。
佐久間滋……六角慎司
旧満鉄の研究員で、後に日触化学工業で働く研究員。
8ミリカメラが趣味。
神崎三郎……内田滋
旧満鉄の研究員で、後に日触化学工業で働く主任研究員。
笹島太一……志賀廣太郎
大央石油社長で、川崎コンビナートの中心人物。
中川寛平……山田明郷
日本開発銀行理事。
融資決定の裁量権を持っている。
江尻助役……寺十吾
川崎市の助役で、川崎コンビナートの造成地の割振りを担当している。
綱島棋士……モロ師岡
戦時中、谷田部の自宅を借りて真田と将棋をさしていた棋士。
山嵜市長……北見敏之
川崎市長。
コンビナート造成にあたり、川崎市民の安全を最優先に考えているため、運用実績のない技術に厳しい判断を下す。
都築正……大石吾郎
旧満鉄中央試験所の所長で、谷田部のよきアドバイザー。
寺内良和……石丸謙二郎
オキタ合成化学工業時代から、谷田部の右腕となって会社を支え続けて来たパートナー。
永田重男……柴俊夫
大和製鉄社長。
戦後日本の政財界に多大な発言権をもち、時の総理に物が申せる時の人で、雲の上の存在。
日触化学工業は大和製鉄からナフタリンを購入している。
語り:平野文
(出典:炎の経営者 フジテレビ http://www.fujitv.co.jp/keieisha/character.html)
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