2018年2月28日ホンマでっか!?TV 食卓に潜む危険
2018年2月28日(水)「ホンマでっか!?TV」より
「食卓に潜む危険」
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太ると甘みを感じる味覚細胞が減る!?
生物評論家・池田先生≫
【ニューヨーク州立大学の調査】
ねずみ50匹(太ったねずみと普通のねずみ)で舌の味覚細胞を調査したところ、太ったねずみは甘みを感じる味覚細胞が減りました。
甘いものを食べると、脳内の報酬系が活性化しますが、味覚細胞が半分になると、今までの2倍食べないと同じ報酬を得られません。
そのため、味覚細胞が減ると、余計に多くの甘いものを食べたくなる傾向があり、それで太ってしまいます。
肉をあまり食べないで炭水化物ばかり食べると太ります。
穀物類(米)にはアミノ酸が少ないため、カロリーを余計に摂ることになるからです。
馬は草からアミノ酸を摂取していますが、カロリー過剰になるので走って消費しています。
セロトニンを増やしたい ⇒ 女性は甘いものを食べる!?
認知科学評論家・中野信子先生≫
女の子が甘いものを好きなのには理由があります。
女性は、男性の約3分の2しかセロトニン(幸せホルモン)を合成できないからです。
セロトニン(幸せホルモン)は甘いものを食べると増えます。
それで女性は甘いものを食べるのです。
【甘いものは別腹】⇒お腹をいっぱいにしたいからではなく、セロトニン(幸せホルモン)をいっぱいにしたいから食べるのです。
しかめっ面で食べると、わさびが一層辛くなる!?
五感評論家・庄島義博先生≫
(五輪メダリストを始め、約3万人を指導した五感の反応に関するスペシャリスト)
味覚の中には「甘い・しょっぱい・すっぱい・苦い・旨い」の5つがあります。
人によって「合う合わない」で体が反応するので、それを基にアドバイスをしています。
表情も関係があり、しかめっ面で食べるとわさびはすごく辛くなります。
笑顔で食べると味がふくよかに感じられます。
しかめっ面で食べると、辛いなどの刺激が強く感じられます。
ビールを飲むとき、炭酸・苦味が好きな人はしかめっ面で飲むと良いです。
笑顔でビールを飲むと、もっとふくよかな味を感じられます。
子どもに嫌いなものを食べさせるとき、「食べなさい」と強要するとしかめっ面になり、嫌いなものの味をより強く感じてしまいます。
食卓で食べるときは笑顔が絶えないような空間で食べると良いので、嫌いなものを食べさせる時にはお笑い番組を観ると良いでしょう。
表情で味が変わるのは、脳が勝手に調節するから!?
認知科学評論家・中野信子先生≫
表情で味が変わるのは、感じている味を脳で勝手に調節しているからです。
笑筋・口角挙筋を上げると、脳が感知して「楽しい」と認知します。
表情筋から脳にフィードバックされ、脳がだまされて美味しく感じるようになります。
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黙って食事をした方がリラックスできる!?
心理評論家・植木先生≫
食卓では、栄養素を摂ることももちろん大事ですが、リラックスをいかにするかということが大事です。
黙って親子で食事をすることがリラックスになり、その後ポジティブな事を容易に思い出されるようになります。
【食事の際に、できるだけ会話をする親子のグループと、会話をしない親子のグループに分けて調査】
その後ポジティブな出来事を多く書いてもらい、心がリラックスしているかを調べました。
会話をしたグループは平均3~4個ぐらいで、会話をしないグループは平均17個書けました。
食事中の無理な会話は、リラックスになっていないということです。
食事中は無理に会話をしない方が、リラックス感を得られます。
一人で黙々と食べたときは、23個もポジティブなことを思い出すことができました。
食事で一番休息感を得られるのは一人だと言えます。
飲み会を終えて家に帰って食べなおすのは、リラックスを取り戻すためにしています。
若者に、苦味・酸味が嫌いなピータータンが増加!?
若者文化評論家・原田陽平先生≫
若い人の間で苦味・酸味が嫌いな「ピータータン」が急増しています。
ピーターパン症候群は、大人になりたくない子どものことです。
舌が大人にならないことを、ピーターパンのようなタン(舌)。
子どもは苦味・酸味が苦手ですが、成長するにつれて克服します。
今は大学生でも、苦味・酸味が苦手な人が増えてきていて、コーヒーやビールを飲めない人が増えています。
ガリガリ君は時代に合わせて柔らかくなっています。
噛む力が弱い若者が増加しているため、昔より柔らかく作っています。
去年、あずきバーを砕いて食べるかき氷器がバカ売れしました。
食べ放題で元を取るなら野菜を食べた方が良い!?
節約評論家・和田由貴先生≫
食べ放題に行くと、元を取りたいと思います。
焼肉食べ放題で元を取るなら野菜を食べるべきです。
野菜は原価が肉の倍以上なので、野菜を多く食べると元が取れます。
ご飯などの炭水化物が一番原価が安いです。
焼肉食べ放題でご飯を食べるのは最悪です。
お腹の細菌が脳を操作し、食べたいものを選んでいる!?
生物評論家・池田先生≫
大腸の中の細菌が、自分に一番ふさわしい栄養物を摂るように、人の脳を操作して食べさせているという話があります。
腸内細菌の種類の変動で食べ物の好みが変化していきます。
親が食わず嫌いを話すと、子どもの友だちが減る!?
心理評論家・植木先生≫
親が食わず嫌いなことを子どもに言うと、友だちの数が少ない傾向にあります。
「私は〇〇が嫌い」など、自分の食わず嫌いを発表する母親が、子どもの人間関係に影響を与えています。
親が食わず嫌いなことを言うと、子どもは付き合う前から「感覚的に無理」など好き嫌いを判断する傾向があります。
好き嫌いがダメと言われた時代のころは、友だちを選ぶ観念がありませんでした。
立って食べると消化吸収能力が落ちる!?
骨格筋評論家・岡田先生≫
立って食べると、消化吸収能力が落ちます。
立っていると足の筋肉に血が流れ込みます。
座っていると、胃や腸に血を集めやすくなります。
猫背の料理人が作る料理⇒味が濃い!?
五感評論家・庄島義博先生≫
猫背のシェフが作る料理は味が濃いです。
首が曲がっていると、脳に上手く情報を伝達できず、味覚が鈍感になる可能性があります。
薄味で美味しい料理を出すシェフは、姿勢が良い人が多い傾向にあります。
食べるときに姿勢を正すように言われるのは、味を美味しく感じられるためです。
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