暇つぶし読み物サイト(Another News Station)

暇つぶし 怖い話 ショートショートストーリー 都市伝説 神野守自作短編小説 バラエティー

社会

完璧主義の性格で 子どもといると苦痛になる女性の話

投稿日:2018年4月19日 更新日:

完璧主義の性格のために、子どもといることが苦痛になる女性の話を紹介します。
子供といると苦痛に…「完璧主義」の性格、出産後に異変

子供といると苦痛に…「完璧主義」の性格、出産後に異変

4/14(土) 13:53配信

Sponsered Link

■産後うつ:1

「これは明らかにおかしい」

大阪府八尾市の看護師大井愛美(おおいあみ)さん(35)は、自分の心の異変をはっきりと自覚した。
次男(8)の出産から1カ月が過ぎた2010年2月のことだった。

育休中だったため、自宅でずっと当時2歳だった長男(10)と向き合っていた。
まだまだ手が掛かる時期だということは頭ではわかっていた。
でも、ご飯を食べてくれず、寝る時間になっても寝てくれない。
そんな息子を見ていると、まるで針が振り切れたようにイライラが募った。

異変はその2年前、長男を出産した時にも起きた。
ちょうど産後1カ月ごろ、実家に帰って泊まっていたとき、夜中に長男のおむつを替えた。
たまたま通りかかった実父がつぶやいた。

「またおむつを替えているのか」

「私がいけないっていうの!」

Sponsered Link

激しい口調で食ってかかった。
父に他意がないのは頭ではわかっていた。
しかし、どうしても抑えきれなかった。
涙があふれ、止まらなくなった。

その時は、それで済んだ。
育児の忙しさの中で、気持ちの乱れは落ち着いていった。
だが、次男を産んだ今回は、自分をコントロールできない異常な感じが、日に日にひどくなっていった。

1カ月後、とうとう長男と目を合わせられなくなり、一緒にいるのが苦痛になった。
夫(36)が帰宅すると2人の子どもを押しつけるように預けて、自転車であてもなく出かけた。
とにかく独りになりたかった。

何事もきちんとやらなければ気が済まない「完璧主義」。
自分の性格は、何となく理解していた。
産休と育休で仕事をしていない間は、せめて家事はこなさなければいけない。
なのに、長男のしつけすら満足にできない。
そんな自分が嫌になった。

ふと不安になった。
これは病院に行くべきではないか。
そう思う一方で、踏み切れない理由もあった。
長男と同じように、次男も母乳で育てたい。
診療を受ければ、薬をのむことになり、母乳で育てられなくなるかも――。
気になって、病院に足が向かなかった。(田之畑仁)

[出典:子供といると苦痛に…「完璧主義」の性格、出産後に異変(朝日新聞デジタル)(Yahoo!ニュース > https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180414-00000051-asahi-soci ]

完璧主義の人は、自分で自分を苦しめているのに、日常生活さえ困難になっているのに、その考えを変えられない矛盾を抱えています。
自分に厳しさを課すように他人にも厳しさを求める傾向にあるので、周囲の人も大変かなと思います。

Sponsered Link

[ad#adsense-1]
[ad#adsense-1]

-社会

執筆者:

関連記事

増加する不登校「つまずいても、その先に道はある」

もしあなたのお子さんが不登校だったらどうしますか? 子どもたちが成長する過程でどうしても通らないといけない学校という場所。 本来なら友だちを作って楽しいはずの学校生活が、この上なく苦痛の子どももいます …

「エホバの証人」元信者女性が自分の体験を漫画にした理由とは!?

よく日曜日などに訪ねてくる「エホバの証人」の方たちをご存知ですか? 私は関心がないもので「忙しいので」と断ると、ポストにチラシを入れていきます。 あまり読んだことはありませんが、動物の絵が描かれていた …

スクールセクハラで抱えた「心の傷」を回復させるためには

学校という閉ざされた環境で起きるセクハラ。 教師という絶対的な存在が、まだ未熟な子どもたちに襲い掛かるという信じられない話が、現実としてあるのです。 スクールセクハラのトラウマをどう克服する――抱えた …

性暴力の後遺症に悩む30代女性を救ったものとは?

30代女性は性暴力の後遺症に悩んでいましたが、歌を歌う事で救われたという話を紹介します。 性暴力「後遺症」に悩む30代女性を救った告白 「家族との対話」が次の一歩につながった 小川 たまか : ライタ …

浦和学院や立教大で全国制覇をした山根佑太が「プロ・大企業」ではなく小さな会社を選んだ理由

浦和学院や立教大で全国制覇をした山根佑太さん。 彼が選んだのは、プロでも大企業でもなく「カラダツクル株式会社」という小さな会社でした。 その理由が素敵なので下記に引用させていただきます。 浦和学院・立 …