完璧主義の性格のために、子どもといることが苦痛になる女性の話を紹介します。
子供といると苦痛に…「完璧主義」の性格、出産後に異変
子供といると苦痛に…「完璧主義」の性格、出産後に異変
4/14(土) 13:53配信
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「これは明らかにおかしい」
大阪府八尾市の看護師大井愛美(おおいあみ)さん(35)は、自分の心の異変をはっきりと自覚した。
次男(8)の出産から1カ月が過ぎた2010年2月のことだった。育休中だったため、自宅でずっと当時2歳だった長男(10)と向き合っていた。
まだまだ手が掛かる時期だということは頭ではわかっていた。
でも、ご飯を食べてくれず、寝る時間になっても寝てくれない。
そんな息子を見ていると、まるで針が振り切れたようにイライラが募った。異変はその2年前、長男を出産した時にも起きた。
ちょうど産後1カ月ごろ、実家に帰って泊まっていたとき、夜中に長男のおむつを替えた。
たまたま通りかかった実父がつぶやいた。「またおむつを替えているのか」
「私がいけないっていうの!」
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p>激しい口調で食ってかかった。
父に他意がないのは頭ではわかっていた。
しかし、どうしても抑えきれなかった。
涙があふれ、止まらなくなった。その時は、それで済んだ。
育児の忙しさの中で、気持ちの乱れは落ち着いていった。
だが、次男を産んだ今回は、自分をコントロールできない異常な感じが、日に日にひどくなっていった。1カ月後、とうとう長男と目を合わせられなくなり、一緒にいるのが苦痛になった。
夫(36)が帰宅すると2人の子どもを押しつけるように預けて、自転車であてもなく出かけた。
とにかく独りになりたかった。何事もきちんとやらなければ気が済まない「完璧主義」。
自分の性格は、何となく理解していた。
産休と育休で仕事をしていない間は、せめて家事はこなさなければいけない。
なのに、長男のしつけすら満足にできない。
そんな自分が嫌になった。ふと不安になった。
これは病院に行くべきではないか。
そう思う一方で、踏み切れない理由もあった。
長男と同じように、次男も母乳で育てたい。
診療を受ければ、薬をのむことになり、母乳で育てられなくなるかも――。
気になって、病院に足が向かなかった。(田之畑仁)
[出典:子供といると苦痛に…「完璧主義」の性格、出産後に異変(朝日新聞デジタル)(Yahoo!ニュース > https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180414-00000051-asahi-soci ]
完璧主義の人は、自分で自分を苦しめているのに、日常生活さえ困難になっているのに、その考えを変えられない矛盾を抱えています。
自分に厳しさを課すように他人にも厳しさを求める傾向にあるので、周囲の人も大変かなと思います。
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