世界一下手な伝説のプロサッカー選手 やりすぎ都市伝説 2016冬 4時間SP
Sponsered Link
p>
2016年12月23日放送、「やりすぎ都市伝説 2016冬 4時間SP」より
「世界一下手な伝説のプロサッカー選手」
世界一下手なプロサッカー選手の処世術
その人物の名前は「カルロス・カイザー」
彼は、ブラジル国籍の元プロサッカー選手です。
ポジションはフォワードです。
貧しい家庭に生まれた彼は、貧困から抜け出すべく、ブラジルのプロのチームの下部組織を経て、フォワードとして1979年、16歳の若さでメキシコのプエブラという名門チームに入団します。
しかし、数か月でクビになってしまいます。
何故かと言えば、彼はサッカーが物凄く下手だったのです。
入団テストは、度胸だったり話術だったり、最低限のテクニックで何とかクリアし、入団まではこぎつけたのですが、実際にトップチームと一緒に練習したり試合に出たりすると、ストライカーとして点をとるための最低限のテクニックや身体能力が決定的に欠けていることがバレてしまったのです。
あっという間にクビになり、失意の元にブラジルに帰りました。
しかし、ここから彼の「真のサッカー人生」が始まります。
彼は本当に下手であるにも関わらず、20年もの間、あらゆるサッカーチームを渡り歩いて、プロサッカー選手として生き延び続けてきました。
彼が、プロサッカー選手として生き残るためにブラジルに戻ってしたこととは!?
Sponsered Link
p>
まずはジャーナリストと仲良くなった!?
まず彼は、ジャーナリストと仲良くなりました。
ジャーナリストに、「自分がいかに優れた選手であるか」というウソの記事を書いてもらいました。
当時はまだ、ネットやビデオが発達していませんでした。
なので、ジャーナリストが新聞に書いた記事が、本当のこととしてブラジル国内にまかり通っていたのです。
ジャーナリストに、金品や、自分しか知らない裏の情報を提供する代わりに、記事を書いてもらっていました。
あのロマーリオとも仲良しに!?
次に彼は、当時の有名選手と仲良くなりました。
その中の一人に、元ブラジル代表のスーパースター「ロマーリオ」もいます。
有名な選手と仲良くなるため、積極的にパーティーに出席して女の子を紹介したりしました。
そして、有名な選手と仲良くなったら、彼らに口を利いてもらい、プロのサッカーチームを紹介してもらいました。
「ロマーリオが言うなら良い選手だろう」と、クラブが契約しました。
契約満了後、次のチームを探すときに、再び仲良くなった有名選手に口利きをしてもらい、次のチームに入るということを繰り返しました。
医者にやってもらったこととは?
最後に、医者の仲間を作りました。
その医者に、ウソのケガの診断書を書いてもらっていたのです。
実は、これがとても大事なのです。
契約書にサインするとき「悪いけど、ぼくは今ケガをしているんだ」と、ウソの診断書を提出するのです。
「本当は優れた選手だけど、2~3か月リハビリさせてくれ」ということで、ボールを蹴らずに済むのです。
そして2~3か月経った後、「ケガが再発した」というウソの診断書を再び書いてもらい、それを提出します。
これを繰り返し、1回も練習にも試合にも出ないで契約を満了して、また次のクラブに移籍するときには「ウソの記事」「有名選手の口利き」「医師のニセの診断書」の3点セットを持って新しいクラブに移籍するのです。
これを延々と20年間繰り返して、プロサッカー選手として飯を食い続けてきたのです。
試合に出た彼はどうしたのか?
とは言っても、彼も全く試合に出ないわけにはいきませんでした。
試合に出ろと言われたことが何回かありました。
途中でピッチに立った彼は、サポーターで埋め尽くされたスタンドに一気に走っていき、その中に飛び込んで、あるサポーターに掴みかかって、ガンガンに振り回したのです。
そうすると、当然審判は彼にレッドカードを出します。
これが彼の狙いなのです。
退場してしまえば、自分の下手なプレイをさらさなくて済むからです。
しかし、これは当然怒られます。
彼が理事長に言った言葉とは?
彼が上手かったのは、この時のアフターケアでした。
クラブの理事長に「なんであんな事をしたんだ?」と聞かれたら、彼はこう答えました。
「あの客は、私の亡くなった父を『お前の親父は泥棒だっただろう』と侮辱した。何者であろうと、俺の家族を侮辱する人間は許さない」と。
すると理事長は「なんて家族思いな良い男なんだ」と感動し、その場で彼は6か月の契約延長をゲットしたのです。
ただし、彼はケガを理由に、練習にも試合にも出ないままに契約を満了し、次のクラブに移籍しました。
彼の生涯ゴール数は?
ブラジル・アルゼンチン・メキシコ・フランス・アメリカの計5か国、11チームに在籍して、20年間に渡って生涯キャリア、フォワードなのに通算ゴールがたったの1得点!
ドクター、チームメイト、チーム関係者、みんな彼のウソを知っていたのにも関わらず、協力していた人もいっぱいいたわけです。
彼に「人を惹きつける不思議な魅力」があったことは、間違いありません。
もし、彼の知略と度胸を政治に使っていたら、彼はひょっとしたら、大物政治家になっていたかも知れません。
信じるか信じないかは、あなた次第です!
彼は現在、ブラジルで悠々自適の生活を送っています。
面白いのは、彼はブラジル国内でまったく叩かれていないこと。
彼は「現代のロビン・フッド」と呼ばれています。
Sponsered Link
p>