映画では分からない おくりびとの真実 やりすぎ都市伝説 2016冬 4時間SP
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2016年12月23日放送、「やりすぎ都市伝説 2016冬 4時間SP」より
「映画では分からない おくりびとの真実」
遺体にキスをして亡くなる恐れが!?
納棺師「おくりびと」というのは、亡くなった方にお化粧をしたり衣服の着せ替え、または傷などがあれば傷の手当をしてから、キレイになった状態で柩の中に入っていただくお葬式の仕事です。
恋愛ドラマで、亡くなった方にキスをするシーンがあります。
感動的なシーンではありますが、実は危険な行為なのです。
人間は亡くなると、体の機能が停止します。
すると、内臓から菌が発生してしまいます。
唾液や血液、体液などに触れてしまうと、感染症を起こす恐れがあります。
実際に、キスをすることでB型肝炎にかかってしまい、亡くなったご遺族の方がいらっしゃいます。
キスだけではなく、「触れる」という行為にも注意が必要です。
遺体に触れた際は必ず、手を洗わなければなりません。
納棺師も手袋をし、感染予防のために注射をしています。
時代によって変わる遺体のメイク
ご遺族の要望にもいろいろあります。
亡くなったのが、若いギャルの方でした。
立ち会った際はスッピンの状態だったのですが、
ご遺族から「生前のようなギャルのようにしてほしい」という要望がありました。
プリクラを見せてもらいましたが、思いっきりギャルの方でした。
納棺師はメイクの心得はありますが、ギャルメイクは専門外です。
悩んだ結果、故人のギャルの友人に来てもらい、メイクの手伝いをしてもらいました。
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最初は悲しみながらファンデーションやチークを塗っていたのですが、途中でスイッチが入ってしまいました。
普通は1時間もあれば終わるのですが、4時間もかかってしまいました。
時代によって、ご遺体の様相も変わってきているのかも知れません。
強面の方が柩に入れたものとは!?
なかでも群を抜いて大変だったのが、いわゆる「強面」系の方々のお葬式でした。
玄関の奥から、スキンヘッドとパンチパーマの方がいらっしゃいました。
珍しく思ったのか握手を求められ、握手をしたのですが、どうも握手の感じがおかしいのです。
手を見ると、何本か指がありませんでした。
儀式的なものが終了し、最後に「柩の中に何か入れて差し上げたいものはございますか?」と聞きました。
「じゃあ、これ入れてやってくれや」と言って出されたのが、刃渡り30センチのドスでした。
「燃え残ってしまう恐れがあるので、お入れすることはできないんですよ」とお断りしました。
「じゃあ、これならええやろ?」と出されたのが拳銃でした。
本物かどうかはわかりませんが、「こちらも燃え残ってしまう恐れがあるので、お入れすることはできないんですよ」とお断りしました。
「じゃあ、これなら、これならええやろ?」
そこに置かれたのは白いアタッシュケース。
中を開けると、現金300万円ほど入っていました。
「こちらをどうされますか?」と尋ねると、「これでこいつを葬ってやってくれ」と言われました。
なので、1万円札を綺麗に、顔の周りにお飾りのように並べました。
信じるか信じないかは、あなた次第です。
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