林修 初耳「ネギトロの『ネギ』は葱のことではない!?」
2017年1月29日(日)放送「林先生が驚く初耳学!」より
「ネギトロの『ネギ』は葱のことではない」
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ネギトロの語源は?
ネギトロの「ネギ」は葱じゃないのはもちろん、ネギトロの「トロ」もマグロのトロの意味ではありません。
そもそもネギトロは、中落ちと呼ばれる、普通捨ててしまう部分を使い、寿司職人のまかないとして誕生しました。
寿司職人は、身を骨の周りから削り取ることを「ねぎ取る」と呼んでいます。
そこから「ネギトロ」と変わったそうです。
もともと建築用語で地下構造物を作るとき、地面より下の土を掘ることを「根切り」と呼んでいました。
それが寿司業界にも広がり、いつしか「ねぎ取る」が「ネギトロ」という言葉に変化していったのです。
ちなみに、似たようなお寿司で、マグロとたくあんの入った「トロタク」があります。
トロタクやトロ鉄火は、マグロのトロです。
ちなみに、Wikipediaによれば…
ネギトロの元祖である金太楼鮨本店の会長は、家族を連れて浅草の店舗「むぎとろ」によく出かけていたことから、語呂合わせでネギトロと名付けたと語っている。
(出典:ネギトロ Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%AE%E3%83%88%E3%83%AD)
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「むしょ」は刑務所の略称ではない!?
刑務所という言葉ができたのは1922年。
それよりも前、1915年出版の「隠語集覧」に「むしよ」という言葉があり「むしよせば(虫寄場)の略」と書いてあります。
江戸時代、犯罪者の収容所のことを「寄場(よせば)」と呼んでいました。
中でも牢屋は虫かごのようだったことから、虫寄場(むしよせば)、通称「むしょ」と呼ばれていました。
逆に、この「むしょ」が語源となって「刑務所」となったとも言われています。
「ビフテキ」はビーフステーキの略語ではない!?
ビフテキは、英語の「beef steak(ビーフステーキ)」ではなく、フランス語の「bifteck(ビフテック)」からきている説が有力です。
「割り箸」の語源は「割る箸」ではない!?
「割り箸」の語源は「割る箸」ではなく、木や竹を割って作る箸であることから「割り箸」と呼ばれます。
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