「噂が招いた史上最悪の大パニック」やりすぎ都市伝説SP 2017夏
2017年6月30日放送、「やりすぎ都市伝説SP 2017夏」より
よゐこ・濱口 優プレゼンツ
「噂が招いた史上最悪の大パニック」
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「豊川信金事件」
「フェイクニュース」をご存知でしょうか?
主にインターネット上に氾濫する偽の情報で、それによって人々が混乱に陥ることがあります。
昨年の熊本地震のとき、20歳の男性がツイッターで「動物園からライオンが逃げた」とつぶやき、業務妨害容疑で逮捕されました。
44年前、噂話が現実になってしまった「豊川信金事件」をご存知でしょうか?
昭和48年、愛知県の豊川信用金庫に就職が決まった女子高生が、友達から冗談で「信用金庫は危ないらしいよ」と言われました。
その冗談が引き金になってパニックが始まってしまうという事件です。
噂は冗談から始まった
女子高生は家に帰って親戚に相談しました。
「信用金庫は危ないのか?」と。
その親戚は、信用金庫の本店近くに住む親戚に電話しました。
「信用金庫は危ないのか?」と。
その親戚は次に美容院で、「信用金庫は危ないらしいよ」という話をしてしまいました。
その美容院にたまたまいたクリーニング店の主人が、その話を聞きました。
そのクリーニング店の主人は家に帰って妻にその話をしました。
「信用金庫は危ないらしよ」と。
その妻によって、主婦仲間にどんどん話は広がっていきました。
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そしてクリーニング店に、会社員の男性が電話を借りにきました。
その電話で「豊川信用金庫から120万円下ろしておいてくれ」と言う男性。
それは、会社で使うお金を引き落としておいてくれという内容だったのですが、それを聞いた人は「ヤバい、豊川信用金庫は潰れてしまう」と勘違い。
その人も急いで、180万円を下ろしました。
その話を、地元のアマチュア無線家が無線で広めてしまいました。
「信用金庫は潰れてしまう!」と。
さらに噂はエスカレートし、「信用金庫の理事長が責任を取って自殺した」という話にまで発展。
その結果、信用金庫に5000人が押し寄せ、どんどんお金を引き出しました。
なんと3日間で26億円が引き出されるという大パニックに!
豊川信用金庫はどうなった?
その後、自殺したとされた理事長が窓口に現れ、パニックに対応したことで「あれ?自殺してなかった」ということになり、パニックは終息に向かっていきました。
ちなみに豊川信用金庫はこの後、信頼を回復して現在も営業しています。
しかし、もし現代で似たようなことが起こってしまったら!?
SNSで拡散されて、大パニックになるのではないでしょうか?
信じるか信じないかは、あなた次第です!
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