テレビ東京 ドラマスペシャル「最上の命医 2017」主演:斉藤工 あらすじ&キャスト
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
2017年8月23日(水)夜9時~11時08分
原作
入江謙三 橋口たかし「最上の命医」「最上の明医 ~ザ・キング・オブ・ニート~」(小学館・週刊少年サンデーコミックス)
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脚本
岩村匡子
テレビ東京ドラマスペシャル「最上の命医2017」斎藤工コメント
みどころ
6年前に連ドラとして放送された「最上の命医」のスペシャルドラマ。
斉藤工さんが演じる西條命(さいじょう・みこと)は優秀な小児科医。
小児科医を志す人は少ないといいます。
スタッフを余計に必要とするので、病院経営的に嫌がられます。
そして産婦人科医も同じです。
100%安全な出産はありえないので、訴訟などのリスク回避を考えると仕方ないのかも知れません。
しかし、小児科医も産婦人科医も、「国の宝」である子どものために絶対的に必要な存在です。
少子高齢化社会にある日本国民としては、政治家の皆さんに真剣に考えてもらいたい内容だと思っています。
西條命役/斎藤工 コメント-
Q.シリーズ 3作目の放送が決まったときの感想
非常に嬉しかったです。
…というのも、この作品を続けたい気持ちが僕の中では強くて、(番組 HPの)掲示板もですけど、僕にも直接お手紙で、連ドラ放送をしていた時から、実際に医療の道、小児外科の道にまい進している方たちの報告が来るんです。
いま医大生の方もいらっしゃるし、もっと若くして医療の道を目指している方たちもいるので、本当にドラマの中の“無限の樹形図”じゃないですけれども、僕にとっては、地続きで(作品が)続いているので、こういったドラマで表現することが、そういった方たちへの何か光になるんじゃないかと思って、とても嬉しかったです。Q.命役への想い
最初は原作のキャラクターがあって、模索しながら、命というイメージ図を監督やプロデューサーたちと練ってきましたが、去年のスペシャルから、「命はどうだろう?」ということに、“命”としての僕に意見をくださる現場の態勢になっていて。
僕の中でも「命だったらどうするか」と、ひとつの人格として、自分の中に命があるし、それを、チームの方たちが、監督はじめみんな委ねて下さって。
僕にとって大事な、たぶん途切れることのない、ひとつの人格になっています。Q.草刈正雄さんとの共演について
インテリジェントで、全てに説得力があります。
たたずまいだったり、目線ひとつだったり。
近づくという動作も一歩ではなく半歩、という細かいところだけでも、すごく意味深いというか。
存在感がとんでもなくある方だなと改めて思いましたし、それでいて、ものすごく優しい方なので、今回の小児外科医という、子どもや若い命と接する人として、とてもふさわしい方とご一緒出来たと思いました。
お会いするたびにスケールの大きさをものすごく感じます。Q.今作の見どころについて
こんなに盛りだくさんで、ドラマチックな「最上の命医」は初めてではないでしょうか。
草刈さんも先ほど会話の中で「本がいいね」と仰っていましたし、僕も初稿(台本)を頂いた時に、ボロボロ泣いてしまったくらい本が素晴らしくて。
大きなオペが劇中に何度かありますが、世代を紡ぐ、大きなオペもありますし。
環境の整っていない場所で行なわれるオペで、何を優先するかという想いが、それぞれ交錯するんです。
自分の命より大事にするものを見つけた人たちの想いがぎゅっと詰まっているオペのシーンなので、僕も感情が溢れてしまって。連ドラの時もありましたが、予想だにしない自分の感情が、命として今回の作品は随所に溢れてしまって。
草刈さんとのシーンでも、何故かわからないけれど、感情が一気に高まってしまったシーンもありました。
本当に心を動かす作品になっていると思います。Q.視聴者の皆さんへのメッセージ
この作品は、無限の樹形図という、ひとつの命を救うことがその先の未来をつくっていくというテーマがあるんですけれど、このドラマが、一度きりでなく、続くということ自体が僕は樹形図の一角だと思っています。
そして同時にこれを見てくださって受け止めてくださる方がいることで、初めて繋がっていくので、このドラマを皆様の目に、胸に届けたいと思いますので、ぜひ受け取ってください。-手塚義富役/草刈正雄 コメント-
Q.手塚役を演じてみて
とても脚本がいいですね。
僕ら役者は、なんといっても脚本なんですね。
脚本で決まります。
それにちょっとハマりましてね。
久々にいい役を頂いて、楽しんで演じています。Q.斎藤工さんとの共演について
いいですね。
彼は、独特の雰囲気を持っていますね。
あの雰囲気はなんともいえないです。Q.最近写真集も出されて、今回斎藤さんとは“イケメン同士による競演!”という意味で注目も…
僕はもう、おじちゃんだもん(笑)。
工さんの魅力にハマってください!Q.今作の見どころについて
脚本がとてもヒューマンな本になっています。
ここのところ、医者モノでは珍しいのではないでしょうか。
非常に感動します。
演じている僕ら役者もみんなノリノリで演じています。
スタッフもキャストも。
幸せです。Q.視聴者の皆さんへのメッセージ
脚本が素敵な本に出来上がっています。
それを工くんが非常に魅力的に演じています。
…僕もですが(笑)。
皆、楽しんでやっています。
ご期待ください。-萩尾一路役/大塚寧々 コメント-
Q.萩尾一路役についての想い
激動な感じなので、演じていて感情が本当に揺さぶられました。Q.娘の萌絵役の桃果さんとの共演は
本当にかわいくて、こんな娘がいたらいいな、と思います。Q.視聴者の方へメッセージ
本当に見ていて、どんどんどんどん引き込まれる、心が揺さぶられる良い作品だと思いますので、ぜひご覧ください。-手塚里香役/志田未来 コメント-
Q.手塚里香役を演じてみて
里香は視覚障害がありながらも、すごく前向きで明るくて、それでいて自立した女性だなと最初に台本を読んだ時に思ったので、どのシーンでも、あまりしおらしくならないように、意識して演じました。Q.視覚に障害をもつ役は初めてですが、演じる難しさや、役作りについて
実際に目の見えない女性の方にお会いして、杖の使い方や、普段どんな生活をしているのか実際に見させていただき、お話を聞かせて頂いて、撮影に入る前に勉強させていただいたんですが、実際現場に入って他の役者さんとお芝居すると、普段は目を見て、セリフの言い合い、掛け合いができるのに、今回それが出来ないのがとても不思議な感じで。
セリフを言い合っているのに言い合っていないような、今までにない感じがすごく難しいなと思いました。Q.父親役の草刈さんとの共演シーンはいかがでしたか
緊張しました。今回初めてご一緒させていただいたのですが、とても緊張しました。
先日の撮影の時に、「目の見えないお芝居がすごく上手だね」って言って頂けて、それがすごく自信につながりました。Q.視聴者の方へのメッセージ
ただただ命を救うだけでなくて、命との向き合い方だったり、それを通じて家族との絆だったり、愛が描かれた作品だなと思って撮影しました。
手塚さん(草刈正雄)と里香との関係性にも注目して観ていただけると嬉しいです。-瀬名マリア役/比嘉愛未 コメント-
Q.連ドラから6年ぶりの出演
6年も経ったんだな、と不思議な感じです。
思い返すと、ついこの間のことだったような気がするのですけど、私自身も大好きな作品だったので、またこうやって帰ってくることが出来て素直に嬉しかったです。
前回のスペシャル(2016年2月O.A.)の時は出演出来ず、私は忘れられたのではないかとずっと思っていたので(笑)、よかった、忘れられてない!と思ってすごく嬉しかったです。Q.2011年の連ドラ以来、命とマリアのその後を観たいという声も。
そうですね。マリアは命先生大好きですからね。
ずっと、切ない淡い恋心を抱きつつ、最初は尊敬から入って、後半は割と恋心になっていたんですけれど、今回もどうなっているかというと、そこは観てのお楽しみにしていただければ…。
「最上の命医」って、恋愛にいききらない、この歯がゆい所がもどかしくて私は好きなので、あの絶妙な距離感がそのまま続けば、素敵だと思うんです。
私としては、瀬名が西條先生に憧れるのはすごくわかります。
あんな風に優しくて、いざという時に助けてくれる、そんな先生がそばにいたら、誰だって惚れちゃうと思います。Q.瀬名マリアは前回に比べて成長していますか
今回、冒頭から、「成長したな」っていうところはあると思うので、そういった成長は見せられると思うのですけれど、瀬名自身の性格、人間性は変わっていないような。
私はむしろ変わってほしくないなって。彼女の純粋でまっすぐな部分を残していきたいなと思っていたので。
変わらずに、だけど、医者としてのキャリアは積んで、またどこかで帰ってきてくれたらいいなと思います。Q.命役の斎藤さんとの共演シーンはいかがでしたか
ずっと笑っていましたね。
さすがのムードメーカーだなと。
前回もそうでしたが、座長として、無理に俺について来い!ではなくて、みんなを笑いでひとつにしてくれるというか、いい空気感を作ってくださっていたので、今回もそこは安定でしたね。
医療ドラマは緊迫するシーンが多く、セリフも難しいものが多いので。
でも、カットかかったときは、談笑したりみんなで笑ったり、そういう切り替えが大事なんだなということを今回改めて教えていただいたので、すごく助けていただきました。Q.視聴者の方へメッセージを
今回私も台本を読んだ時に、本当に胸にしみました。
いろんな医療ドラマがあるんですけれど、難しいオペや技術を競う作品が多い中、今回は、シンプルに、親子の絆といった部分がすごく深く丁寧に描かれています。
もちろん命先生の活躍ぶりもすごく素敵なんですけれど、幅広い年齢層、男性女性問わず、心に響くような素敵なお話になっているので、楽しんでいただけると思います。-神道護役/泉谷しげる コメント-
Q.連ドラ、特番に続いて、全作に出演しているのは主演の斎藤さん以外では泉谷さんだけ。
連ドラから、スペシャルいれると3本やっていますけど、ありがたいことに、泉谷がこの神道という役をやることで、あいつ(斎藤工)の二枚目がよくでるという。
…どういう意味だよ、この野郎と!
ま、そういうことです(笑)。Q.斎藤さんとの息もぴったり
他の現場でも会ったりしているんでね。
最初から彼とは、映画の話ばかりしていて、何を観たこれを観た、あれがどうで、とあいつはよく観ていて。
演出に関してはすごい、じとーっと、何を言うわけではなくて注意深く見ているね。
むしろ、演技より演出の方が興味あるんじゃないかなって。
演技をしようとのめり込むよりは離れている方が自然にできるというか。
それをすでに持っている所が彼のいいところではないですかね。
…かといって、演技のいろはを話したことはほとんどなくて。
「最上の命医」という全体像をとらえて、医療が進んだ国ではあるんだけれど、もっと全体的なこと。
たとえば、「小児科はどんどん減っているね」とか。
「(小児科医は)出世の道具にならないから、手柄も少ないから」、ということはよく話しましたね。
そういう気持ちでやって行かないと。背景がね。
こんなに先進国のくせして、こんなに小児科がない国なんて恥ずかしいですね。
本当にそう思います。Q.今回、草刈さんとも共演
草刈さん…共演はすごく久しぶりなんですね。
懐かしいというか、楽しいというか。
草刈さんもやっぱり変なところでブレイクしていたりするんで。
写真集かこの野郎!
…それもまたいいですね(笑)。
過去の人になっていなくて、お互い。その感じが年寄りというか、先輩になっていくやつの大事な務めだよね。
それは常に若い奴と一緒にやる、この、はっきりいうと先輩面?先輩面は先輩面なりに、先輩面になった方が若い奴が挑みかかれるからね。
本当に、俺は、こういうドラマとか、いろんなエンターテインメントの目の上のたんこぶを狙っているので。
「俺がいる限り、お前らはそんなに簡単に抜けられねぇぞ」みたいにしていた方が楽しいかなと。Q.視聴者の方へのメッセージを
子供が育ちにくい状況なのかもしれないし…なんていうのかな。
そういうことで闘う医療の人たち。
あくまでもお子さんのことを考えてやっていらっしゃるんで、自分の生活と向き合って、子供を育てるのがどれだけ大変かかみしめながら、小児科で闘っている人たちにエールを送っていただきたいかな、と。
ぜひご覧ください!見ろ!この野郎!プロデューサーコメント
テレビ東京ドラマ制作部 浅野太
今回は二組の親子がストーリーを大きく引っ張ります。
中学二年生にして妊娠した“14歳の少女”(桃果)と女手ひとつで育てた“シングルマザー”(大塚寧々)。
主人公・西條命の恩師“小児外科医の手塚”(草刈正雄)と視覚障害を持つ“ひとり娘”(志田未来)。
いずれも“ある問題”を抱え、それぞれが葛藤して苦悩するのですが、斎藤工さんが「思いがけず自分の感情があふれてしまった」とコメントした様に、この二組の親子を演じていただいたキャスト陣の迫真の演技こそがまさに今回の最大の見どころであり、観ていただいた皆さんの心を大きく揺さぶることになると思います。頭をガツンと殴られた様な衝撃を受け、その後に優しい涙があふれる…そんな生命をめぐる凛としたクライマックスシーンを実力派のキャストの皆さんが作り上げてくれました。
また、西條命を心で支える旧知のふたり(比嘉愛未、泉谷しげる)も再び登場します。彼らが6年間の時空の中で生き続けている地続き感と、彼らだからこそ言葉にできる命との絆の形を、ぜひお楽しみいただければと思います。
世代や性別を問わず、全ての方々の心に届くドラマです。ぜひご覧ください。
[出典:【ドラマスペシャル】最上の命医 2017(テレビ東京 > http://www.tv-tokyo.co.jp/meii2017/ ]
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あらすじ
西條命(斎藤工)は、アメリカの最優秀若手医師賞を受賞するほどの技術を持ち、患者を救うためにはリスクを顧みず困難な手術に挑む小児外科医。
一時は肝臓癌からの多発的転移で手の施しようのない状態に陥ったが、アメリカで最先端医療の治験者となり、奇跡的に生命をつなぐ事ができた。
今は病院を転々としながら小さな生命を救い続けている。
ある日、命は呼吸困難に陥った中学生・萩尾萌絵(桃果)の応急処置を施すが、原因が妊娠高血圧症だと気づき、近くの病院に飛び込む。
そこはアメリカで命と師弟関係にあった小児外科の権威・手塚義富(草刈正雄)が勤める病院だった。
術後、手塚に「うちで働け」と誘われた命は、萌絵の担当を条件に承諾する。
実は萌絵のある症状が引っかかっていた。
父親不明の子を宿した14歳の萌絵を、母・一路(大塚寧々)は激しく追及する。
名門中学の教頭で、幼少から厳しかった一路を恨む萌絵は、出産は一路から逃げるためと豪語。
しかも、産まれてくる赤ちゃんを一路が里子に出そうとしている事を知った萌絵は――!
一方、命は手塚の娘・里香(志田未来)と出会う。
視覚に障害を持つ里香は、アメリカで障害者支援の技術を研究中だが、手塚のある変化が気になって日本へやって来たという。
「200%の準備をしてオペに挑め」という手塚の教えに背中を押されてきた命。
子供を救うことは、その子を助けるだけじゃない――
“無限の樹形図”への想いを胸に、命は次々と“奇跡”を起こしていく!
[出典:【ドラマスペシャル】最上の命医 2017(テレビ東京 > http://www.tv-tokyo.co.jp/meii2017/ ]
キャスト・登場人物相関図
西條命(さいじょう・みこと)……斉藤工
アメリカで医師免許を取り、MSA(最優秀若手医師賞)を受賞した小児外科医。
6年前にステージⅣの肝臓癌を発症。
多発的転移で手の施しようのない状態に陥るが、アメリカで最先端医療の治験者となり、奇跡的に生命をつなぐ事ができた。
再発の可能性を抱えながらも、“子供のいのちを救うことは、たくさんの未来を救うこと”という信念を持ち、『無限の樹形図』への思いを胸に、小児医療に全身全霊を捧げる。
いつも飄々として優しく天真爛漫。
手塚義富(てづか・よしとむ)……草刈正雄
星稜病院・小児外科部長。
元は脳外科医だったがアメリカで小児外科に転向。
全米に名を馳せる活躍をしていたが、3年前に小児外科を新設する星稜病院に招かれて帰国する。命のアメリカ時代の恩師でもある。
今では小児外科の世界的権威として、日本の小児医療を牽引する存在だが、“子供嫌い”で愛想がない。
萩尾一路(はぎお・いちろ)……大塚寧々
私立の名門・王政女子学園の教頭。
一人娘の萌絵を厳しく教育するシングルマザー。
手塚里香(てづか・りか)……志田未来
手塚義富(草刈正雄)の一人娘で、アメリカ在住の大学生。
視覚に障害を持つ。
アメリカで障害者支援の技術を研究中だが、父のある変化が気になって日本へやって来る。
千葉哲雄(ちば・てつお)……松尾諭
星稜病院・小児外科医。
オペでは手塚の第一助手。
小山田治(おやまだ・おさむ)……遠藤雄弥
星稜病院・新人小児外科医。
オペでは手塚の第二助手。
同僚から“おじゃまだ”と揶揄され手術の技術に自信が持てない。
萩尾萌絵(はぎお・もえ)……桃果
王政女子学園中等部に通う14歳の中学生。
教頭の萩尾一路の娘。
呼吸困難に陥り倒れていたところを命と瀬名に救われ病院に運ばれるが…
浦沢多茂津(うらさわ・たもつ)……大和田伸也
星稜病院・院長。
手塚を担ぎ上げ、病院のブランドイメージ向上に奔走する。
瀬名マリア(せな・まりあ)……比嘉愛未
富山誠道病院に勤務する小児外科医。
平聖中央病院時代の命の同僚。研修医時代に命に出会い、尊敬している。
神道護(しんどう・まもる)……泉谷しげる
かつては大学病院の小児外科医で命のいのちの恩人。先天的な心臓疾患を抱えて生まれた命を、神業ともいえる手術で救った。
今は町の開業医で、幼子を抱える地域の母親たちに頼られている。
(出典:【ドラマスペシャル】最上の命医 2017 テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/meii2017/)
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