「七夕の夜空みたいなステキな話」やりすぎ都市伝説SP 2017夏
2017年6月30日放送、「やりすぎ都市伝説SP 2017夏」より
スピードワゴン・小沢一敬プレゼンツ
「七夕の夜空みたいなステキな話」
ケルビン少年の話
アメリカ・ニューヨーク州に、ケルビン君という少年が住んでいました。
ケルビン君は少年野球をやっていて、その日も野球の試合に行きました。
すると、事もあろうか不幸なことに、チームメイトの素振りするバットがケルビン君の胸に当たってしまい、ケルビン君は意識を失って倒れこんでしまいました。
それを客席で見ていた一人の女性が、グラウンドに駆け下りてきました。
彼女はケルビン君のチームメイトの母親で、偶然にも看護師でした。
彼女の迅速な処置により、ケルビン君は事なきを得ました。
その時の経験からケルビン君は、「いつか大人になったら、人の命を救えるような人間になりたい」と、人命救助の勉強をして、地元の消防隊員としてボランティア活動をするようになりました。
そして時は流れ、大人になったケルビン君は地元のレストランに就職しました。
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あるとき事件が起きました。
お客さんの一人が食べ物を喉に詰まらせて、窒息しかけてしまうのです。
救急車を呼んでいる暇はなく、皆大パニックになっています。
そのとき、厨房からケルビン君が駆け出してきました。
ボランティアの研修で習得していた方法により、喉に詰まった異物を取り出すことに成功したのです。
ケルビン君の素早い対応に、レストランにいたお客さん皆が拍手喝采となりました。
しかし、当のケルビン君だけが、怪訝そうな表情でそのお客さんを見つめていました。
そして、驚きの一言を言ったのです。
「あなた、ひょっとして……」
ケルビン君が命を救ったその女性こそ、幼い頃に彼の命を救ってくれた看護師だったのです。
きっと心の優しい神様が、長い年月を経てもう一度二人をめぐり合わせてくれたんじゃないか…
これを、年の離れた「織姫と彦星」と言ったら言い過ぎでしょうか?
少女と母親の話
体のマヒによって、車椅子で生活することを余儀なくされた一人の少女がいました。
その少女は、身の回りのことからトイレの世話まで、全部お母さんがやってくれていたのです。
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その年、その町で七夕パーティーが開かれました。
お母さんがちょっとトイレに行ってる隙に、パーティーに参加していた看護師が少女に話しかけてきました。
看護師「あなた、短冊に願い事を書いたの?」
少女 「一つだけ願い事を書いたよ」
看護師「なんて書いたの?」
少女 「お母さんより、一日だけ早く死にたい」
看護師「なんでそんなこと言うの?」
少女 「お母さんいつも、私の世話ばかりで大変だから。でも、ずっと離れてると寂しいし…。だから、一日だけでも、お母さんが自由に過ごせる日があったらいいなって」
それに感動した看護師は、お母さんにこの話を伝えに行きました。
するとお母さんはびっくりしてこう言いました。
母親 「実は私も、短冊に願い事を書いたんです」
看護師「なんて書いたんですか?」
母親 「娘より、一日だけ早く死にたい。あの子、私がいないと何もできない子だから、私が先に天国に行っていろいろ準備しておかないと…。でもずっと離れてるのは嫌だから、一日だけ早く死ねたらな」
…………
小沢「皆さんは短冊に何を書くか決めましたか?ぼく?ぼくは決まってます。皆さんが書いた短冊の願い事が、叶いますようにって…」
信じるか信じないかは、あなた次第です!
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