覚せい剤密輸でタイで逮捕され”死刑”宣告された男 ヤバい”裏社会”SP!
2017年10月19日放送「じっくり聞いタロウ」より
絶対にやってはダメ!ヤバい”裏社会”SP!
タイ刑務所の裏事情を暴露!絶対にダメと警鐘鳴らす!
竹澤恒男さん(65歳)
実は竹澤さんは、死刑宣告を受けた元受刑者。
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15年前の2002年12月、タイ・バンコクから日本への覚せい剤密輸が発覚し、バンコクの空港で現行犯逮捕。
その後、死刑宣告を受けましたが、2016年、「ある理由」で刑期を終えて日本に帰国しました。
そんな元覚せい剤密輸人が「自分のようにはなってほしくない」と警鐘を鳴らすべく登場。
絶対にやってはいけない!
覚せい剤密輸のヤバい手口から、タイの刑務所の信じられない実情まで大暴露!
どのように覚せい剤を密輸していたのか?
まずそもそも、どのように覚せい剤を密輸していたのでしょうか?
竹澤さんは、錠剤の覚せい剤を自分でタイで仕入れて、日本の組織に流すというか、売人に流すということをしようとしていました。
竹澤さんは、日本でエスニックのアジア雑貨店を経営していました。
仕入れのためにタイに通ううち、あるタイ人と知り合いになり、「儲かるから覚せい剤の密輸をしないか」と持ち掛けられました。
そして、同時期に日本でも捌く売人が見つかり、覚せい剤の密輸を開始。
罪の意識を感じ、「一度きり、一度きり」と思うも、目先の金に目がくらんでしまったと言います。
儲けはどのくらいになるのか?
タイでの仕入れが1錠200~250円。
日本に持ってくれば、自分の卸値は1錠1000円。
平均で2000錠の覚せい剤を捌いていました。
多いときには1万錠くらいになったと言います。
2000錠で、儲けは200~250万円。
10000錠では1000万円以上に。
だいたい2~3か月で売り切ってしまいます。
そのため、1年に5回くらいはタイに行っていました。
密輸方法は意外にも簡単な手口だった
量が少ないときには膝の裏側に隠します。
片側1000錠を膝の裏側にテープで留めるのです。
1000錠は、片手手のひら分ほどの量。
ついにバレて逮捕の瞬間が!
捕まったのは、2002年12月19日、タイ・バンコクのドンムアン空港。
密告によりバレてしまい、完璧なボディチェックをされました。
密告したのは、金銭トラブルがあったタイ人でした。
空港で逮捕され、税関でマトリ(麻薬取締官)の取り調べがあって、それが終わると今度は最寄りの警察署の留置所に送られ、そこでまた取り調べを受けました。
税関1日、警察1日で、即 裁判所に送られてと、わずか3日で刑務所入りでした。
バンクワン刑務所という長期刑専門の刑務所に送られました。
裁判で、耳を疑う判決が…
第一審は求刑「死刑」で、一瞬頭が真っ白になりました。
第一審で控訴し、第二審で私選弁護士が入りました。
密輸の量が少なかったため、懲役30年に下がりました。
第三審では変わらず、懲役30年が決定しました。
東南アジアのほとんどの国は、営利目的の麻薬所持は、終身刑か死刑しかありません。
そしてそれは実際に執行されています。
竹澤さんの妻はタイ人ですが、夫が逮捕されたことにより、本人は何の罪もないのに強制送還になってしまいました。
「犯罪を犯せば家族にまで被害が及ぶ。私みたいになりたくなければ、麻薬犯罪には関わらない、近づかない、それが大事」と、竹澤さんは強調します。
日本では、覚せい剤の密輸は1年以上の有期懲役ですが、タイでは死刑もありうるということです。
タイ刑務所の衝撃の実態!
6000人くらい収容されていますが、約7~8割は麻薬事犯。
1部屋35畳の雑居房に、約70人の囚人。
超満員で、新入りは一番低い1mぐらいの通路に、3人で寝かされました。
横になったらそのままで、トイレに行って帰ってきたら寝床はありません。
なので人を押し分けて寝ます。
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意外な刑務所生活の実態!
刑務所の中に売店があります。
タバコ、お菓子、ジュース、日用品など、なんでも売店で買う事ができます。
タイの刑務所では食材をオーダーして、中で自分で料理ができます。
焼くための七輪も売っています。
その売店は、国ではなく、囚人が運営しています。
その囚人が出所する場合は、別の囚人に権利を売ります。
権利は約50万バーツなので、日本円では約150万円くらいです。
売店から刑務官に上納金があります。
刑務官は、刑務所の中での食事やタバコ、お菓子とか全部無料です。
刑務所に入るときに、現金はすべて預け、それと同額の金券が支給されます。
それにより、囚人が経営する売店で買い物ができるというのです。
さらに意外な刑務所生活の実態!
刑務所内では、ギャンブルはなんでもあり。
トランプ、サイコロ、サッカーやムエタイで賭けをしています。
ナンバーズもあります。
男性ばかりの刑務所の中では…
タイにはオネエがいっぱいいます。
綺麗なレディーボーイが、1回500バーツ(約1500円)で売春をしています。
金持ちはレディーボーイを囲っているんだとか。
お金があればとんでもないものまで手に入った
お金があれば麻薬も手に入ります。
刑務所の外から投げ込むそうです。
ドローンを使ったという話もあります。
刑務官が持ち込んでくる場合もあります。
刑務官が100g持ち込めば、2年間の年収になると言っていたそうです。
あることで刑期が短くなった
竹澤さんが捕まったのは2002年12月。
2004年から、国王特赦(国王の誕生日や記念日)という減刑がありました。
それが頻発されて、1~2年に1回減刑がありました。
麻薬事犯は刑期の6分の1の減刑になり、30年の刑期だったのが14年で出所となりました。
タイの刑務所は過剰収容なので、収容者を減らすのが特赦の目的だといいます。
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