テレビ朝日ドラマスペシャル「黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子」主演:貫地谷しほり あらすじ&キャスト&相関図
テレビ朝日系
2017年12月16日(土) 22:00~
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原作
二上剛「黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子」(講談社刊)
第2回本格ミステリーベテラン新人発掘プロジェクト受賞作
みどころ
原作者の二上剛氏は、元大阪府警暴力犯担当刑事。
「黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子」は、二上氏が退職後に書き上げ、講談社主催の「第2回本格ミステリーベテラン新人発掘プロジェクト」を受賞したリアリティあふれる警察小説。
図らずも、所轄署刑事課強行犯係に配属された女性刑事・神木恭子(貫地谷しほり)。
彼女は、少々粗っぽいがやり手のベテラン主任刑事・折原圭作(岸谷五朗)に次第に認められ、コンビを組んで殺人事件を担当、複雑な謎を解き明かすうち、警察官だった父親の死の真相を知ることになり、やがては警察組織の闇までをも浮かび上がらせていきます。
その全てのカギを握るのは、黒い薔薇を好む、凛とした謎の老婦人・乾茂美(野際陽子)。
事件解決のため、巨大な権力に押しつぶされて命を落とした人々のため、そして父親の復讐のため、2人の刑事が行なう、警察官としては取ってはならない手段とは!?
【貫地谷しほり コメント】
脚本がすごく面白かったので、ぜひやらせていただきたいと思ったのですが、この役は私としては初めての挑戦。
初めての山を登る気分で、役作りも何が正解かわからないという感じでした。
まるで初めてお芝居を始めたころに味わったような感覚です。
いつもは最初に台本を読んだときのイメージを大切にして演技に入るのですが、今回はそのイメージすらわかない(笑)。
岸谷さんがいてくださって心強かったです。初共演の岸谷さんにはすごく熱くてワイルドなイメージを持っていたのですが、実際にお会いすると物腰が柔らかい、包み込んでくれるような方だったので安心感がありました。
このドラマは神木恭子の成長物語でもあると思うのですが、どの登場人物もストーリーの最後までわからない不思議な魅力がある。
そこも面白いと思いますし、見やすいだけでなく重々しい空気もあり、その点は私自身初めての作品だと思っています。
台本を読んだときにはその重々しさにゾクゾクしましたし、見る方にもゾクゾクしていただけると思います。【岸谷五朗 コメント】
僕が演じる折原は、新人刑事の神木とのバランスだと思うのですが、署内で一番荒れている刑事というイメージが監督の中にあると思うんです。
だから、衣装もスーツではなく、革ジャンだったり、ライダースジャケットだったり…。脚本を読んだときはリアルな刑事ドラマで、TVドラマというよりも映画のような感じがしました。
和泉監督も映画のような照明で撮影していますし。よくある2時間ドラマのストーリーとは違い、事件を通して神木が成長する物語でもある。
過去の父親のことなどを踏まえた中での憎悪など、いろいろなものが入り混じり、神木を成長させていくという。
それだけすごく特殊な2時間だと思います。いわゆる普通の刑事ドラマとは全く違いますね。貫地谷さんは、ドラマの後半、ストーリーが深くなっていったところなどでの演技はすごくクールでカッコいい。
父親への思いなどが交錯して、すごく素敵な芝居を見せてくれています。この作品は警察経験のある方が書かれているので、すごくリアリティがある。
その中でドラマというエンターテインメントを演出されているので、実際にあるかもしれない、という感覚で警察内部を探っていくと、事件と重なって…という展開がとても面白いですね。
そんな複雑怪奇なところが魅力だと思います。【松本基弘プロデューサー コメント】
偶然手にした原作本。
読んでみてその斬新な展開に目を見張りました。
これはおもしろい!
全く新しい長編単発ドラマが作れると確信しました。
そしてそのために考え得る最高のキャスト、スタッフに結集してもらいました。
あっという間の二時間、ご覧いただいて損はさせません。
ご期待ください!
[出典:ドラマスペシャル 黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子(テレビ朝日 > http://www.tv-asahi.co.jp/kurobara/ ]
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あらすじ
ビル清掃会社社長殺害事件の捜査に忙しい東京臨海署刑事課強行犯係に神木(貫地谷しほり)が赴任してきた。
この忙しい時期に新人女性刑事など邪魔なだけ。
主任刑事の折原(岸谷五朗)は煙たがるが、当の神木も密かに「刑事など大変なだけ」と思うなどやる気なし。
世話を任された折原に“見習い”として、〝ビル清掃会社社長殺害事件“の捜査本部での雑用を任される。
ところが、ふと見た捜査資料から犯人像を想像することが楽しくなり、独自に調べてみることに。一方、偶然知り合った安本(でんでん)という老人から、神木のもとへ孫のリサ(松尾薫)が失踪したと連絡が入った。
安本は甥っ子の義男(阿部進之介)が連れ去ったに違いないというのだが、その義男は安本のノミを盗んで安本の家から出ていったきりだという。神木の調べで義男が持ち出したノミの刃型と殺人事件の被害者社長の傷跡とがほぼ一致することがわかった。
義男はビル清掃会社の面接を受け、被害者の社長から不合格にされたことを逆恨みしたらしい。
神木の思わぬ才能を認めた折原は、矢野係長(西岡德馬)の指示で神木とコンビで捜査を開始する。義男が刑務所にいたころの仲間・山野井と潜伏していることがわかった。
瀬名刑事部長(中村俊介)の命令で、折原と神木は捜査一課の刑事たちと拳銃を携行し現場に乗り込む。そこで義男とリサを見つけた神木らだったが、傍らには山野井の遺体が。
包丁を手にリサを盾に逃亡しようとする義男。
刑事たちと一触即発の状況となるが、折原が義男の足を撃ち逮捕にこぎつける。義男は素直に社長殺しを自供するが、山野井の殺害に関しては否認。
その一方、折原は逮捕現場での一課の刑事たちの行動に疑念を抱いていた。
彼らはわざと義男を挑発、興奮をさせ正当防衛で義男を殺そうとしたのではないかと神木に告げる。
拳銃を携行せよ、と命令したのは瀬名刑事部長だった…。
神木も折原とともに瀬名に不審を抱く。リサを自宅に保護、母親の綾子(丘みつ子)に世話を頼んだ神木は、母から、リサから殺人事件の捜査をしていたころの亡き父の“におい”を感じると聞かされる。
におい?
そういえばリサが暮らしていた安本の家でも…!
神木はおびえるリサを問いただし、安本の家の床下から成人の白骨死体を2体発見する。遺体は安本の妻と、義男の母親・茂美(野際陽子)の夫だった。
安本は5年前に死亡した義姉の茂美に頼まれ、茂美に暴力を振るう夫を殺害。
その事実を警察に知らせた自分の妻を口封じのために殺害したという。
しかし、茂美はある刑事に色仕掛けをし、犯行を見逃してもらっていた。
その刑事とは…今は亡き神木の父親だった!安本の思わぬ証言にショックを受ける神木。
一時は辞職を考えるが、折原らに引き止められ捜査に復帰。
一方、折原は当時の神木の父の上司が瀬名刑事部長の父・瀬名英一郎(津川雅彦)だったことを突き止める。清掃会社社長殺害事件から次々と明らかになっていく意外な事実。
若き刑事部長とその父とどんな関係があるのか?
そして、神木の父は…!?
[出典:ドラマスペシャル 黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子(テレビ朝日 > http://www.tv-asahi.co.jp/kurobara/ ]
キャスト・登場人物相関図
神木恭子(かみき・きょうこ) ……… 貫地谷しほり
東京臨海署刑事課強行犯係刑事。
昇任試験には失敗したものの、交番の巡査から刑事として同署へ赴任する。
剣道の全国大会で上位に入るほどの使い手。
本人は、刑事なんて大変なだけ、婦警さんのままでいたかったと思っている。
亡き父も元刑事。
折原圭作(おりはら・けいさく) ……… 岸谷五朗
東京臨海署刑事課強行犯係主任刑事。
少々気性は荒いが、持ち前の観察力の高さで事件解決へと導く頭脳派でもある。
新任の神木を煙たがるが、その実力を素直に認める懐の深さも持ち合わせる強行犯係の現場リーダー。
瀬名靖史(せな・やすし) ……… 中村俊介
警視庁刑事部長。
東大法学部卒のキャリア組で、若くして刑事部長に登り詰めた超エリート。
父の英一郎も元刑事。
一介のビル清掃会社社長殺害事件の捜査現場にまで顔を出すなど、些細なことまですべて把握したがる完璧主義者。
矢野順一(やの・じゅんいち) ……… 西岡德馬
東京臨海署刑事課強行犯係係長。
神木や折原らの直属の上司。
新任の神木の世話を折原に押し付ける。
折原ら部下の捜査をしやすいように上司を言葉巧みに煙に巻くなど、なかなかのやり手。
折原らから絶大の信頼を得ている。
槙 春彦(まき・はるひこ) ……… 吹越 満
東京臨海署刑事課強行犯係刑事。
神木らの同僚。
先輩刑事として神木にやさしく接するようだが、腹の底では何を考えているかわからない部分も。
気安く肩を叩くなどして、神木から嫌がられる。
安本恒吉(やすもと・つねきち) ……… でんでん
神木が赴任初日、東京臨海署の玄関前で知り合った老人。
孫娘が殺されると訴えるが、酒に酔っていたため相手にされず、神木が仕方なく名刺を渡す。
自称元大工。
神木綾子(かみき・あやこ) ……… 丘みつ子
神木恭子の実母。
元刑事の夫を亡くしながらも一人元気に暮らしている。
神木の依頼で安本の孫・リサを預かるが、いきなり自分をおかあさんと呼べと言うなど明るく接しリサの心を開いていく。
乾 茂美(いぬい・しげみ) ……… 野際陽子
安本の妻の姉で清掃会社社長殺害犯・義男の母親。
かつて銀座のクラブのママとして働いており、金目当てにある男と結婚。
暴力を振るわれたことから安本に夫の殺害を依頼。
その後、刑事に色目を使い犯行を見逃してもらっていたらしい。
老後は老人ホームにいたが5年前に死亡。
瀬名英一郎(せな・えいいちろう) ……… 津川雅彦
瀬名靖史刑事部長の実父。
ノンキャリアながら大規模警察署の署長にまで登り詰めたやり手。
退官後は民間企業への天下りを繰り返し、現在も大手ゼネコンの役員となっている。
かつては神木の父の上司でもあったことがわかる。
(出典:ドラマスペシャル 黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子 テレビ朝日 http://www.tv-asahi.co.jp/kurobara/)
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