林修 初耳「レジェンド松下のプレゼン術の極意を林先生が解説」
2017年1月29日(日)放送「林先生が驚く初耳学!」より
「レジェンド松下のプレゼン術の極意を林先生が解説」
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1日で1億8000万円を売り上げた男
今回は、「あのプレゼン術をぜひ学びたい」と林先生が熱望した人・・・
実演販売士「レジェンド松下」。
実演販売歴15年、これまで扱った商品は1万点以上。
たった1日で1億8000万円を売り上げた伝説の実演販売士です。
その優れたプレゼン術の全てを、林先生が徹底分析!
仕事や面接に役立つ、人を惹きつけるプレゼン術をテレビ初完全公開!
レジェンド松下曰く・・・
「普通に売れる商品は実演販売しなくても良い。喋らないと売れない商品しかやらないんですよね」
「比較が上手」
林先生が絶賛するレジェンド松下のプレゼン術。
まず一つ目は「比較が上手」。
ある2つの言葉を使うと簡単にできると林先生は言います。
レジェンド松下が、総売り上げ20億円以上の皮むき器「プロピーラー(2268円)」を使って実演販売をします。
最初にご紹介するのがこちらでございます。
ちょっと本格的な皮むき器「プロピーラー」
皆さんが一般的に持ってるのってこういうのじゃないですか?
「普通」「一般的」というモノと、紹介したいモノとの対比を明確に示しています。
「一般」の反対は「特殊」なので、いかにこれから紹介する商品が特殊で素晴らしいかを、この対比構造が明確な中で示します。
「じゃないですか?」と言って、共感の喚起を行なっています。
お客さんが頭の中でイメージを浮かばせるようにしています。
「確かにそれも良いんだけど、もっと良いのがあればなあ」という思いを起こさせます。
そうした後で、「一般的」なモノを打ち消す形で、紹介したい商品の特殊性を強調します。
そして「ザクザク、ザクザク」という擬音を効果的に使って、リズミカルにアピールする構成になっています。
仕事のプレゼンや就職の面接などで、伝えたいことを強調しすぎて、その結果、相手にあまり伝わらないことってありますよね。
その場合には、比較を効果的に使うことが大切です。
いきなり紹介したい商品の説明をするのではなく、一般的な皮むき器の性能を説明した後に、商品の性能をプレゼンした方がより伝わるのです。
自分の主張と、プレゼンの相手が共感できる一般的な意見を比較させることで、ぐっと伝わりやすくなるのです。
半年で2億7000万円以上売り上げた「スーパーストーンバリア包丁(8964円)」を紹介する際に、普段、包丁で切る必要のないアボカドの種を切ることも、「類推」というプレゼン術の一つです。
硬いアボカドの種が切れるということは、それ以外の食材も何でも切れるに違いないと、相手に類推・想像させることで、より商品の魅力を引き出す効果を狙っているのです。
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レジェンド松下のプレゼンの極意は「雅楽」
「雅楽」「能」のリズム・・・
それは「序破急」
「序破急」とは、雅楽の概念を基にした物語の三部構成のこと。
この雅楽のテンポこそが、プレゼンの要です。
皮むき器を例にとると・・・
「序」は、普段使っている皮むき器の説明をしながら、ゆっくりとしたテンポで丁寧にプレゼンしています。
「序」とは「信頼」
最初にキャベツを切るのではなく、一般的な皮むき器の話をしていました。
いきなりキャベツを切ると、飛び越えすぎてしまいます。
一般的な皮むき器の素晴らしさを伝える作業が重要なのです。
お客さんは、ちょっと離れたところにいます。
「近くに寄ってください」と言っても、信頼がないと近づきません。
お客さんが近づかないと、モノは全く売れません。
相手を引き付けるために必要な信頼関係を作るのが「序」なのです。
そして、お客さんが近づいてきたら、「破」に移行します。
「破」では、商品の使い方や詳しい説明を、少しテンポを上げてプレゼンします。
そして、そこからもっとテンポをあげ、畳みかけるようにプレゼンする「急」へ。
この、「序」「破」「急」のテンポこそが、究極のプレゼン術なのです。
好きな人に告白するとき、最初に「急」(まず告白)から入って、「破」から「序」(信頼関係を築く)へと、逆パターンが多いです。
プレゼンは、信頼から始まって、そこからコトを進めていくと、相手にスムーズに伝わります。
それが、人の心をつかむプレゼンの極意なのです。
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