林修 初耳「温泉旅館の饅頭は『お風呂に入る前に食べるべき』！？」
2017年2月19日（日）放送「林先生が驚く初耳学！」より
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温泉旅館の饅頭は『お風呂に入る前に食べるべき』の理由は？
温泉旅館の部屋に入ると、茶菓子の饅頭が用意されています。
温泉旅館の饅頭は「お風呂に入る前に食べるべき」の理由とは何でしょうか？
茶菓子と言えば様々なものが置いてありますが、一番多いのが饅頭。
饅頭が多いのは、女将の好みではなく、ちゃんとした理由があるのです。
実は、茶菓子の饅頭は、入浴後に食べても全く意味がありません。
茶菓子の饅頭は「湯あたり防止のため」に置いてあるのです。
温泉旅行に行くと、ついつい長く温泉に入ってしまい、気分が悪くなることが多いです。
その湯あたりを予防するために、お茶菓子が置いてあるのです。
湯あたりの原因の一つが低血糖です。
この低血糖の予防のために、茶菓子が非常に有効なのです。
温泉やお風呂に入ると、体の代謝が良くなり血糖値が下がります。
ある病院で実験したところ、空腹状態で30分間温泉に入った時の血糖値は、12人中8人が下がり、中には血糖値が81から67まで下がった人もいました。
実は、血糖値60近くは、立ちくらみが起こると言われる危険な状態です。
一方、糖分を摂取してから30分後に温泉に入った場合、入浴前の84から124まで上がっています。
つまり、入浴の30分前に茶菓子を食べると、体の血糖値が上がり、湯あたり予防になるのです。
さらに、茶菓子の横に置いてある緑茶。
これも、温泉に入る前に飲むと《ある効果》が。
30分前のお茶は美肌効果！！
緑茶を飲んでから温泉に入った方が、美肌効果が高まるのです。
緑茶に含まれているカテキンには、体の老化を抑える抗酸化作用があります。
その吸収率は、温泉に入る30分前に飲むのと後から飲むのとでは、なんと7倍もの差があるのです。
これは、家庭でお風呂に入る時も同じなので、皆さん試してみてはいかがですか？
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餃子の王将 売り上げ倍増の秘訣はキャベツにあり！？
創業50年、日本に餃子文化を根付かせたと言われている「餃子の王将」。
今や全国に700店舗以上、1日に焼く餃子の数はなんと約200万個。
お昼時には入りきれないほどのお客さんが押し寄せる餃子の王将。
2002年度には約380億円だった売り上げが、2015年には約750億円に倍増しています。
実は、餃子の王将の急成長の秘密は、「今と昔のキャベツを見ればわかる」。
一般的なファミリーレストランはセントラルキッチンで、一か所で作ったものを各店舗に配送しています。
中華料理の場合は、作った物を温めれば良いというものではありません。
キャベツをお店で切るのと、あらかじめ切って送るのとでは、鮮度がまったく違います。
ファミリーレストランの場合は、調理するキッチンは見えません。
餃子の王将ではオープンキッチンにすることで、お客さんから調理が見え、活気も溢れます。
そんな中、《王将用語》が飛び交っていると林先生は言います。
「餃子1人前」は「イーガーコーテル」
「ラーメン」は「ヤナギイーガー」
「炒飯」は「ソーハン」
「焼きそば」は「ソーメン」
「これは常識です」と力説する林先生。
実は餃子の王将でも、以前は加工済みの食材で調理するセントラルキッチン方式を一部採用していました。
しかし、食材の鮮度や味が落ち、中華料理には不向き。
それが、客離れの一因になってしまったのです。
そこで、セントラルキッチンの規模を縮小。
野菜などの食材を、毎朝丸ごと店舗に送るシステムに変更し、食材が新鮮に。
さらに、一から調理する方式にしたことで、料理人の腕が飛躍的にアップしたといいます。
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