2017年4月26日ホンマでっか!?TV 動物園を100倍楽しむ知識
2017年4月26日(水)「ホンマでっか!?TV」より
生物学の池田先生が解説する人気企画「動物園を100倍楽しむ知識」は第6弾。
今回、池田先生は、パンダの飼育数日本一の和歌山県アドベンチャーワールドへ。
子どもたちに尊敬される動物知識ベスト7!
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7位 シマウマの地肌は縞模様ではなく、実は黒色!?
アフリカに生息し、白と黒の縞模様が特徴的な「シマウマ」。
シマウマの地肌は縞模様ではなく、実は黒色です。
前足の内側の上部に1か所、地肌の部分があり、黒くなっています。
シマウマは、犬のように「ワン!」と鳴きます。
6位 カバが口を大きく開けるのは、あくびではなく強さを表している!?
巨大な体で泳ぎが得意な草食動物「カバ」。
カバに毛が生えていないのは、皮下脂肪が厚く、毛がなくても寒くないから。
カバは時速40kmで走ることができます。
人類最速男のボルトは時速37.6kmなので、カバの方が速いです。
カバは怖い動物です。
縄張りに入って来た者を襲います。
アフリカでは、年間約500人がカバによって命を失っています。
ライオンに襲われて亡くなる人数よりも多いです。
カバが口を大きく開けるのは威嚇です。
ケンカの前に、自分の方が口が大きいぞと強さを示します。
相手が戦意を失くしたら、傷つけあわなくて済むからです。
5位 アルパカの毛をそのまま放置しておくと、伸びて地面に届く!?
愛嬌のある顔に皆が癒される「アルパカ」。
「つばにご注意!」という看板があるのは、アルパカは気分が悪いと、ものすごく臭いつばを吐きかけるから。
アルパカは体を使って感情表現をします。
耳を立てている時は警戒をしている時。
怒った時は口を開けたり。
アルパカは、毛がモコモコタイプと縮れ毛タイプの2種類います。
縮れ毛タイプは毛が長く伸びます
アルパカは家畜のため、基本的には毛は刈られます。
アルパカの毛は、空洞で耐寒性が高いです。
4位 カワウソは、ヒゲで水流を感知して魚を捕まえられる!?
愛らしい仕草で人気急上昇中の「カワウソ」。
カワウソは日本にはいなくなりました(二ホンカワウソは絶滅)。
カワウソは、6~8分も水中に潜っていられます。
カワウソは、ヒゲで水流を感知して魚を捕まえられます。
魚の動きで変わる水流をヒゲで感知して、相手の位置や大きさを把握します。
そのため、夜でも、濁った水でも魚を捕らえられるのです。
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3位 フラミンゴは、鏡を置いて仲間を増やすと安心して繁殖しやすい!?
長い足とピンク色の鮮やかな羽が印象的な「フラミンゴ」。
フラミンゴの翼の下側は、実は黒色です。
フラミンゴが休むときは、1本足で立ちます。
それは足が冷えるためで、冷えた足を羽の中で温めているのです。
鏡を置くことで、群れの中にいると錯覚します。
すると、集団の中にいると思って安心して繁殖するのです。
京都の動物園で、なかなかフラミンゴの繁殖が上手くいかなかったとき、外国での事例を基に鏡を置いたら繁殖に成功しました。
鏡に映る自分を理解できるのは、高い知能なのです。
犬は理解できませんが、チンパンジーは理解できます。
フラミンゴはアルカリ性の湖にいます。
アルカリ性の水中で育つ藻類を食べます。
足が長いのは、アルカリ性の水が羽につくと傷んでしまうからです。
アルカリ性の水が羽につくと、真水で洗っているんだとか。
2位 パンダは、体の冷えやすい部分を黒くして、熱を吸収しやすくしている!?
和歌山県アドベンチャーワールドでは、2016年9月に赤ちゃんパンダ「結浜(ゆいひん)」が誕生。
父親パンダの永明(えいめい)は、人間でいうと70歳以上で、父親パンダの世界最高齢記録を持っています。
パンダは1年くらい母乳を飲みます。
パンダの繁殖期は、1年に1回、春のみ。
オスパンダが求愛する時は「メ~」と鳴きます。
パンダは時々双子を産みます。
しかし、野生下では二頭を育てられず、一頭しか育てないことがあります。
動物園では、一頭を飼育員が人口ミルクで育てます。
人口ミルクだけでは弱くなってしまうので、双子飼育では母から赤ちゃんを差し替えます。
耳・手・足など冷えやすい部分は、熱を吸収しやすい黒色になっています。
目の周りが黒いのは、光の反射を防ぐためです。
パンダは雑食ですが、基本的には笹が一番好き。
元々は肉食動物でした。
筋肉の素になるアミノ酸が草には少ないので、相当な量を食べます。
肉を得るには技術と労力が必要なので、楽に食べられる草を選んだとか。
一説によれば、「パンダは肉の旨味を感じる能力を失った」とも言われています。
人間は250年前に肉食に変わりました。
肉食になって脳が大きくなりました。
脳を占める不飽和脂肪酸は、肉と魚にしかないと。
「肉を食わないと賢くなれない」
1位 ペンギンには透明なまぶたがあり、水中でゴーグルのような働きをしている!?
可愛らしさが大人気、海の中を飛ぶ人気者「ペンギン」。
ペンギンは人に襲われたことがないので人懐っこいです。
直立二足歩行の動物は、ペンギンと人間だけ。
南極のペンギンは、人間を仲間だと思って近づいてきます。
ペンギンは、水に潜れるように骨が重い。
ペンギンには、目に水が入らないように瞬膜という膜があり、内側から外に向かって閉じます。
透明な膜なので水の中でも見え、ゴーグルのようなもの。
陸上でも、目を守るために時々開閉します。
ペンギンは空気呼吸にも関わらず、最大約560m潜れます。
アザラシは筋肉の中に酸素を蓄積して潜りますが、ペンギンに関してはわかっていません。
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