2017年5月10日ホンマでっか!?TV 物忘れを治す方法
2017年5月10日(水)「ホンマでっか!?TV」より
今年70歳になる泉ピン子さんの切実な悩みは、7年前に「物忘れを治す方法」を教えてもらったのに効果がなく、もっとひどくなったこと。
評論家の先生のアドバイスを受け、熱海に引っ越してプールで歩いているピン子さん。
Sponsered Link
p>
70歳の方は、有酸素運動を行う際、ゆっくり20分歩くと良い!?
脳科学評論家・澤口先生≫
プールで歩いているというピン子さんですが、「水中ウォーキングが有酸素運動として脳に良い」という研究はほとんどありません。
70歳くらいの方の有酸素運動は「ゆっくり20分歩く」。
一番良いのは、公園などの緑の中を歩くこと。
やりすぎず、1週間に3~4回が効果的。
水中では浮力の影響で、太ももの筋肉が鍛えられません。
夜に20分間くらいヒンズースクワットをすると良いです。
大腿筋を鍛えることで、脳に良い物質が出てきます。
重要なことは繰り返し思い出すと忘れにくくなる!?
生物評論家・池田先生≫
人間は50歳を過ぎたら大体、人の名前を忘れます。
年齢とともに、覚える名前が増えていきます。
一度覚えた名前は忘れていないのですが、老化により脳から引き出しにくくなっているのです。
記憶が多いほど、脳のスキャンに時間がかかり、思い出せません。
「大事なことは繰り返し思い出す」ことが必要です。
繰り返して思い出していることは、すぐに出てきます。
Sponsered Link
p>
やりたいことだけを覚え、ほかは忘れても良い!?
環境評論家・武田先生≫
60歳くらいになって大切なことは「シンプルな生活」。
記憶を捨て、友達も減らし、考えることも減らします。
やりたいことだけを覚え、ほかは忘れても良いのです。
自分にとって不必要な情報は、忘れた方が良い!?
脳科学評論家・澤口先生≫
今の脳科学の研究は「忘れる」方の研究が多い。
高齢者は、記憶が多すぎて物忘れをするので、最近は「忘れる方法の研究」が盛んなのです。
研究のポイントは「不必要な情報は忘れろ」。
自分が興味や好奇心を持つものは覚え、それ以外の不必要なものは忘れて良いのです。
寄り道をしながら話す人は、物忘れをしやすい性格!?
心理評論家・植木先生≫
「物覚えをしやすい性格の人」と、「物忘れをしやすい性格の人」の2種類があります。
ピン子さんの場合は、1つのゴールの話に行かず、寄り道をするので「物忘れをしやすい性格の人」です。
1つの答えに向かう途中で、他が気になって、元々考えていたことを忘れやすいのです。
ピン子さんの場合は認知症などではなく「寄り道をするから戻れなくなる」。
計算ドリルを最後まで集中してやることで、物忘れが改善される可能性もあります。
覚えるときに「インプット(入力)」する人と、「アウトプット(人に喋る)」人といます。
覚えたことをアウトプットして話す方が忘れにくいです。
新しい習い事は、アウトプットする相手がいないと勉強できません。
Sponsered Link
p>