「藤井四段と伝説の棋士を巡る因縁」やりすぎ都市伝説SP 2017秋
2017年9月29日放送、「やりすぎ都市伝説SP 2017秋」より
インパルス・板倉俊之プレゼンツ
「藤井四段と伝説の棋士を巡る因縁」
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藤井四段が学ぶ伝説の棋士「小池重明」
現在、将棋ブームが起こっていますが、もちろんその立役者となったのが、藤井聡太四段です。
14歳にしてデビュー戦から29連勝という記録を打ち立てました。
藤井四段は「将棋ノート」と言って、自分が勉強したい人の棋譜(対局においての手順を記録したもの)をつけているノートがあります。
その中で、特に熱心に勉強していたのが「小池重明(こいけ じゅうめい、本名・こいけ しげあき)」という方です。
驚くことに、この方はプロ棋士ではなくアマチュアの方。
差し手が最初はでたらめに見えて、案の定攻め込まれるのですが、後半にはあれよあれよと勝ってしまいます。
1947年名古屋に生まれた小池重明
小池の父親は、負傷した兵士を装って物乞いをし、そのお金で博打をする人でした。
小池の母は娼婦で、しかも子どもがいるのに自宅で客を取るという人でした。
小学校の時、父から「お前も男なら博打を覚えないとだめだ」と言われ、小学生で賭けを始めます。
めきめきと勝負強さを育てた小池は、中学の時に将棋と出会います。
将棋の面白さにハマった小池は、将棋だけをするために高校を中退。
将棋で食べていくため、21歳で上京します。
上野の将棋センターでは連戦連勝。
ある日、プロに勝ってしまいます。
素人がプロに勝つなんて、将棋の世界ではあり得ない、「プロになれるのではないか」と。
周囲もそう認めるなか、”あること”をやらかしてしまいます。
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キャバレーの女性に入れ込んでいた小池
彼女に貢ぐために、将棋センターのお金に手をつけてしまいました。
それにより将棋センターを出入り禁止になり、さらには貢いだ彼女にお金を持ち逃げされてしまうのです。
その後、多額のお金を賭けて勝負する裏社会の将棋指し「真剣師」になって、またもやどんどん勝ち続けていきました。
それにより「プロ殺し」「新宿の殺し屋」の異名を持つようになりました。
強すぎて、今度は対戦する相手がいなくなった小池
「これでは食べていけない、プロになりたい」と思っていた頃、チャンスが到来!
雑誌の企画で、「将棋の神様」大山康晴十五世名人との”角落ち”でのハンデ戦が実現するのです。
年齢的にはプロになるのは諦めなければならない歳でしたが、「真剣師」としての実力が認められてプロになった人もいました。
その可能性に賭け、「絶対に勝たなければいけない」と小池は臨みました。
結果、小池があっさりと勝利してしまいました。
「これでプロになれる」と思ったわけですが、再び”あること”をやらかしてしまいます。
実は対局の前日に、酔って暴行事件を起こしていました
対局の場所には留置場から来ていたのです。
二日酔いで頭を抱えながら戦っていたのでした。
それでも勝ってしまったわけです。
この暴行事件を皮切りに、小池の悪事がどんどん明るみになっていきました。
「道場を開くのでお金を貸して」と寸借詐欺など。
これによりプロになる道は完全になくなり、職を転々とした後、最終的には吐血をして入院することに。
入院しているベッドで、自らチューブを引きちぎって最期は亡くなりました。
この小池に勝った人が芸能界にいます
ひふみんこと加藤一二三九段が角落ちで勝利しています。
あの天才・小池に勝っているひふみんも天才ですね。
そんなひふみんを倒した人こそ、藤井四段です。
藤井四段は平手でひふみんに勝っています。
ただ、藤井四段が学んだのは小池の将棋でした。
藤井四段がひふみんに勝ったデビュー戦の日は12月24日。
それは小池の誕生日と一緒でした。
藤井四段の勝利は、小池のリベンジなのではないかと…
この奇妙な巡り合わせ、信じるか信じないかは、あなた次第です!
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