「ゲームで世界を変えた日本人」やりすぎ都市伝説SP 2017秋
2017年9月29日放送、「やりすぎ都市伝説SP 2017秋」より
大赤見展彦プレゼンツ
「ゲームで世界を変えた日本人」
Sponsered Link
p>
天才の名は「横井軍平」
ゲームが好きで、自宅に家庭用ゲーム機が20台以上あるという大赤見。
今年に入り、世界で1000億円以上の売り上げを記録したすごいゲーム機があるのをご存知ですか?
Nintendo Switchです。
店によっては予約しても3か月入手できないくらい、人気があるゲーム機です。
これを開発した任天堂は、元々は花札やトランプを開発する小さな地方の町工場でした。
その小さな町工場が、なぜ世界に通用するゲームを作れるようになったのでしょうか?
そこには、ある一人の天才がいたからだと言われています。
その人の名は横井軍平。
スティーブン・スピルバーグ監督やビル・ゲイツからも称賛されたことがある、すごい人なのです。
横井は、任天堂でとんでもないヒット商品を次から次へと生み続けていった男なのです。
横井が一番最初に製品化した商品は「ウルトラハンド」
1967年に発売され、120万台売れています。
線路に落ちたものを拾う安全拾得器の元祖と言われています。
次に発売されたのは「ゲーム&ウォッチ」
1980年に発売され、全世界で4800万台売れました。
1982年にはマルチスクリーン型のゲーム&ウォッチが発売されましたが、これに、ビル・ゲイツが称賛した世界で初めての発明が組み込まれています。
それは「十字キー」。
指で触れるだけで4方向入力できることが画期的で、それまでのゲームではあり得なかった操作性が実現できました。
ビル・ゲイツは「未来に残るのは、キーボードではなく十字キーだ」と大絶賛しました。
発売から35年経った今も、この十字キーを超えるボタンはないと言われています。
Sponsered Link
p>
次に横井が出したのは「ゲームボーイ」
ゲーム業界トップの1億台以上売り上げています。
次に横井が開発したとんでもないもの、それは「バーチャルボーイ」
3次元空間をディスプレイで覗き込んで遊ぶゲームです。
これはもう、完全に今流行りのVRです。
発売は1995年、今から22年前のことです。
ほとんどの人が3Dなんて体験していなかった時代に、これを開発して発売しているのです。
しかし、これは歴史的大失敗に終わりました。
発売後、5か月で撤退します。
大失敗したバーチャルボーイですが、一人の男だけ大絶賛しています。
それがスティーブン・スピルバーグ監督です。
アメリカで行われたあるエレクトロニクスショーで、横井に直接会った際に、「このゲーム、君が作ったのか、素晴らしいね」と大絶賛したそうです。
横井は、リモコンで操縦できるお掃除ロボ「チリトリー」まで作っていました
これはもう完全に「ルンバ」ですよね。
1979年、今から38年前に発売されたものなんです。
バーチャルボーイが発売された2年後、惜しまれながらも横井さんは亡くなりました。
横井さんの遺した言葉
「私は世界で初めての物を作るのが生きがいだ」
もしかすると、今後生まれてくる様々な商品アイディアも、横井さんが作った数々の失敗作の中に、そのヒントが隠されているかも知れません。
信じるか信じないかは、あなた次第です!