「人類滅亡を招く禁断の実験」やりすぎ都市伝説SP 2017秋
2017年9月29日放送、「やりすぎ都市伝説SP 2017秋」より
田畑藤本・藤本淳史プレゼンツ
「人類滅亡を招く禁断の実験」
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インターネットが生まれた機関
我々の生活と切っても切れない技術として、インターネットがあります。
比較的新しいインターネット、どこで生まれたのか、皆さんご存知でしょうか?
http、wwwといったアルファベットの文字列、これら全て、スイスのジュネーブにある「CERN(セルン)」という機関で生まれたものなのです。
CERNは、インターネット発祥の地としても世界的に知られています。
ただこの機関は、そういった通信システムを開発することがメインの目的ではありません。
実は、世界最大規模の素粒子物理学の研究所なのです。
そこで生まれてくる膨大な実験データ、それを科学者同士で素早く共有するために開発されたシステム、それがインターネットなのです。
まさに、付随的に生まれたものなのです。
天才たちが集まっているCERNなんですが、数年前に一度、日本でもニュースになって話題になったことがあります。
それが、2012年頃のこちらのニュースです。
”ヒッグス粒子の発見”
あらゆる物質に、重さ・質量を与えているのがヒッグス粒子と言われています。
このヒッグス粒子が存在しないと、全ての星、全ての生命が誕生しなかったということになるので、別名「神の粒子」とも呼ばれています。
このようなヒッグス粒子の研究をはじめとして、CERNで行なっているのは、「宇宙がどのようにして始まったのか?」ということを研究しているわけです。
そのために、一番最初のビッグバンが起こった直後の宇宙を再現しようとしているのです。
具体的に何をやっているかというと、この世にある物質をどんどん小さくしていくと「原子」になるんですけど、それよりさらに小さい「陽子」というものがあります。
これを研究室内で、どんどんどんどんスピードアップして加速していきます。
どのぐらい加速するかというと、光の速さの99.999991%まで、ほとんど光と同じくらいまで速くします。
その粒を2つ使って、正面衝突させるのです。
すると、空間上のごく狭い一点に、非常に多くのエネルギーを注ぎ込むことができるのです。
この、非常に大きいエネルギーがある状態、これこそが「ビッグバンの直後」だと言われています。
そこでどんな物質が生まれて何が起こるか、というのを観測し続けているのです。
この研究というのは、宇宙の謎を解き明かすということで、人類にとって非常に画期的で有意義な研究であると言われているんですが、この実験に一方で、警鐘を鳴らしている人たちがいるのです。
そのうちの一人が「スティーヴン・ホーキング博士」
ホーキング博士は有名な宇宙科学者なんですが、そもそもの研究のメインとしていたのが「ブラックホール」なのです。
このブラックホールというのは、重力がとてつもなく大きくなった天体のことを言います。
物理の世界では、質量・重さがどんどん増えていくと、周囲のものを引きつける引力というものを持つとされています。
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私たちが普段、何も考えずに歩いたり立ったりできるのも、地球というものが非常に大きな質量を持っていて、地球の中心に我々を引きつけてくれているから、その力を利用して立ったり歩いたりできるわけなのです。
そして、その重力がもっともっと大きくなっていったらどうなるかというと、我々は地球から引っ張られる力に負けて、立ち上がることすらできなくなってしまうものと考えられます。
さらに重力が大きくなっていくと、その引っ張られる物質は全部、中心にぎゅうぎゅう詰めになって引っ張られていきます。
そして、物質だけでなく、光すらもそこから脱出できなくなってしまうのです。
これがブラックホールなのです。
ホーキング博士の理論によると、ビッグバンの直後というのは、非常に大きなエネルギーが空間を満たしていたために、そのエネルギーの力により、至る所でブラックホールが何個も誕生していたというのです。
ここで思い出してほしいのは、CERNで行われている実験は、ビッグバンの直後を再現しようという実験なわけです。
つまり、この実験がどんどん進んでいけば、この地球上にブラックホールが作られてしまうかも知れないということなのです。
そうなると一体どうなるのかということなのですが、ブラックホールはそれ自体が非常に強い重力の塊なので、周りの物質をどんどんどんどん吸収して吸い込んでいきます。
そうすることでまたブラックホールの質量が大きくなって重くなる、また重力が増えていって、最終的には地球を丸ごと飲み込んでしまう、その可能性が指摘されているのです。
それはこんなイメージです
これはあくまで考えられる最悪の結果です。
もしかしたらブラックホールはできるけれども、ここまで規模の大きなものでなく、我々がコントロールできるようなスケールのものなのかも知れないわけです。
ただ、コントロールすることができるブラックホール、これこそが一番恐ろしいものなんじゃないかと思うわけです。
つまり、純粋に宇宙の謎を解き明かそうとする研究が、順調に進めば進むほど、核兵器や爆弾などを超える最強の兵器が生まれてしまうかも知れないということなのです。
これに関して、20世紀最高の頭脳と言われるアインシュタインが生前にこんな言葉を遺しています。
第3次世界大戦で人類がどんな兵器を使うのか、正直私には分からない
もし第4次世界大戦が発生した場合、人類が使う武器は「石」と「こん棒」だろう
これはつまり、第3次世界大戦が起こってしまったら、そこで使われる兵器のあまりの威力は、人類を滅亡に追い込んでしまうだろう、と予言しているわけです。
核兵器を超えるような、いわゆる宇宙の力が、人類を滅亡に導く兵器となってしまうのかどうか、信じるか信じないかは、あなた次第です!
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