「肺炎」「口臭」「無呼吸症候群」急増する若者の健康異常 2017年10月28日 世界一受けたい授業まとめ
2017年10月28日放送の「世界一受けたい授業」より
小学生の間で増えている体の異変「腰痛」
今、小学生の間で増えている体の異変とは何でしょうか?
それは「腰痛」です。
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脱ゆとり教育で、教科書の大型化やページ数の増加に伴い、ランドセルが昔と比べ30%も重くなっています。
その結果、腰痛に悩まされる子どもが増加!
使わない辞書やノートなどは自宅に置くなどして、ランドセルの重量を減らしましょう。
今、様々な病気の低年齢化が問題になっています。
なかでも急激に増えているのが「若者の肺炎」。
10年前までは高齢者の病気と思われていましたが、現代の若者はストレスなどが原因で免疫力が低下。
そのため、20代で発症する人もいます。
教えてくれるのは、国際医療福祉大学 山王病院副院長・奥仲哲弥先生(59歳)。
日常の何気ない行動が原因の若者の健康異常「若者の難聴」
まず増えているのは「若者の難聴」。
先進国の若者の約半分、11億人が難聴危機に瀕し問題になっています。
その原因は「イヤホン」。
イヤホンで大音量を聴き続けると、耳の中の蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる部分が傷ついて、聴力が落ちてしまいます。
特に電車内など騒音の激しい場所では、自然と音量が大きくなるのでとても危険です。
1日の使用量は2時間程度に心がけましょう。
若者の3人に1人が抱える健康異常「口臭」
最近、若者や子どもの間で多くなっている悩みが「口臭」。
あるものを日常的に使うことが口臭の原因になっているのですが、それは何だと思いますか?
それは「スマートフォン」です。
スマホに熱中すると顔が下向きになります。
すると唾液腺が圧迫されて唾液が減り、口が渇きます。
その状態が続くことで口臭が悪化してしまいます。
さらに、熱中すればするほど、交感神経が優位になるので、ますます唾液が減少します。
30分~1時間ほど使用したら、顎の下にある唾液腺をマッサージしたり、こまめに水分補給をして口が乾かないようにしましょう。
続いての若者が抱える健康異常「睡眠時無呼吸症候群」
それは「睡眠時無呼吸症候群」。
実はこの原因の一つが、今の若者が目標とする小顔化。
しかし、小顔ですと顎が小さくなり、呼吸するときの気道が狭くなってしまいます。
すると寝ている間に舌の根元が落ちた際、その狭い気道を塞いでしまうのです。
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逆に太っている人も、脂肪によって気道が狭くなり、無呼吸症候群になる危険があります。
睡眠の質を大きく下げてしまい、日中の勉強や仕事に支障が出てしまいます。
そんな無呼吸症候群を家庭で簡単にチェックする方法があります。
それは「あっかんべー」。
鏡に向かって舌を出し、喉の奥が見えるかを確認します。
奥まで見えていればOKです。
もし見えないと、気道が狭いため無呼吸症候群の疑いが強いです。
若者に増えている「強迫神経症」
特に汚れているわけでもないのに、手を洗わないと気が済まない若者が増えています。
自分はただの綺麗好きだと思っている人も多いと思いますが、その行動、実は「強迫神経症」かも知れません。
強迫神経症とは、不安な考えが過剰に浮かんできて抑えられなくなる症状です。
そんな不安を打ち消そうと、一定の行動を何度も何度も繰り返してしまい、日常生活に支障が起きてしまいます。
「家の施錠や電気のスイッチを何度も確認する」
「トイレットペーパーなどの消耗品を過剰に買ってしまい、大量のストックがある」
解決法は「不安の原因を取り除く」こと。
対人関係の悩みを改善したところ、強迫神経症が軽減された例があります。
若い男性20人に1人が抱える症状
「電車の路線図、見づらいなあ」
「このお肉、もう焼けてるのかな?」
このように、色が判別しづらいという症状。
実はこれ、「色覚異常(色覚多様性)」
正常なら赤く見える花が、黄土色に見える人がいます。
そういう人は、緑色も同じように黄土色に見えてしまい、色の区別がつきません。
今、この色覚異常を自覚していない若者が急増しています。
実際に、信号機の黄色と赤が似ている色に感じて、事故を起こす場合もあります。
もし信号の色が分かりづらい場合には、眼科で診察してもらいましょう。
アメリカの若者の20人に1人が抱える健康異常
アメリカの20~30代の女性に急増している睡眠障害「寝ぼけ食い」。
昼間無理なダイエットをしている人が、ストレスから夜中に「寝ぼけ食い」をして、逆に肥満を引き起こし、大きな問題になっています。
この症状が日本でも増加すると言われています。
無理な食事制限はせず、運動を交えたダイエットを心がけましょう。
過剰なストレスと偏った食事によって、若者の免疫力が昔よりも低下して、軽症だったものが重症化してしまうことが現代の問題だと言えます。
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