2018年5月9日ホンマでっか!?TV 現代の絶滅危惧種!?ニッポンから消えゆくモノ ランキング
2018年5月9日(水)「ホンマでっか!?TV」より
「現代の絶滅危惧種!? ニッポンから消えゆくモノ ランキング」
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15位 リモコンの巻き戻しが消えた!?
昔、ビデオ用のリモコンにあった巻き戻しのボタン。
現代のリモコンの表記は「早戻し」。
ビデオテープの激減により、巻き戻す行為がなくなったため。
14位 小学校の授業から理科と社会が消えた!?
小学校1年生の授業から、理科と社会が消えました。
小学1・2年生で理科と社会を覚えるのが早いと、2つの教科が合体して「生活科」という新しい教科が誕生。
生活科とは、児童が商店街に行って社会のしくみを学んだり、植物を育てて理科の知識を学ぶなど、実体験を通して学ぶ授業です。
心理評論家・植木先生≫
小学1・2年生の段階は「できた」か「できない」に興味があり、わかるかわからないかということよりも、「何が飛べた」とか「これが言えるようになった」ということに関心が強いことから生活科に変わっていきました。
理科⇒自然的に起きるもの
社会⇒人為的に起こすもの
これらが2年生までは区別がついていないので、曖昧なまま教えられても吸収が遅いだろうという考えからです。
発達心理学的には、10歳までは区別せずに生活科で教えた方が良いと。
脳科学評論家・澤口先生≫
脳科学的には、理科系はあった方が良いと。
勉強においては好奇心は重要。
昆虫採集など、理科は好奇心を持たせやすい教科だからです。
知識ではなく体験ということが重要。
生物評論家・池田先生≫
カエルの解剖は「生きているものを解剖するから残酷」という理由でなくなりました。
現代は、もともと死んでいる冷凍イカを解凍して解剖する小学校や大学があります。
イカ⇒無脊椎動物
カエル⇒脊椎動物
魚は脊椎動物になりますが、魚の内臓は人間と違うので難しいです。
新オノマトペ評論家・坂本真樹先生≫
蛇口がなくなってきて、最近の子どもは蛇口の捻り方がわかりません。
公園の蛇口の前で手を振ったりしています。
子どもの生活習慣評論家・高橋弥生先生≫
タオル・雑巾が絞れない子どもがたくさんいます。
小学校6年生でタオルを絞れない子どもは、30年前で既に約3割、現在は2割弱。
生活の中で絞る場面がなくなってきているからです。
マーケティング評論家・牛窪恵先生≫
日常生活で立ったまま前屈する機会が減り、立位体前屈が中止されています。
子どもがぎっくり腰になるからです。
今は、座ってやる「長座体前屈」。
13位 ササニシキが食べられなくなる!?
1990年には、コシヒカリに次ぐ第2位の勢力を誇っていたササニシキ。
しかし、1993年の大冷害で大打撃を受け、2016年には米の作付面積全体のわずか0.3%までに減少。
生物評論家・池田先生≫
ササニシキはもち米の特徴が入っていません。
寿司のシャリとしては最高に良いです。
コシヒカリ系は甘くて粘り気があるため、握り寿司にはあまり適しません。
一部では、うるち米の高級なササニシキ作りに励む農家もいます。
今ササニシキは値段が高く、ササニシキを使う寿司店は、伝統を守る意識の高いお店です。
経済評論家・門倉先生≫
回転寿司のネタで、シャコがめっきり減ってきています。
シャコの水揚げが激減しているためです。
【シャコの水揚げ減少の理由】
①えさであるプランクトンが水質改善で減少
②海水温の上昇
③夏場に改定の酸素が減少
12位 暴走族が消滅した!?
80年代に一世を風靡した暴走族。
しかし2年前、兵庫県警は5人以上で暴走行為を行うグループ、いわゆる暴走族が消滅したと発表。
その理由は「徒党を組みたくない」「上下関係の厳しさに耐えられない」など、現代の若者たちの特性によるものだと分析。
11位 ハンコがなくなりつつある!?
1997年、押印見直しガイドラインが閣議決定。
これにより、履歴書など押印に重要な意味を持たない場合は記名のみでOK。
押印欄も消え、ハンコも減少傾向に。
しかし、街のハンコ屋さんによると、外国人のハンコの需要が増えているとのこと。
日本で働いていて、役所や銀行、会社の出勤簿に使います。
10位 街からスズメがいなくなる!?
公園や街中でよく見かけていたスズメが、将来街からいなくなります。
北海道教育大学の調査チームが、親スズメが連れている子スズメの数を調査したところ、子スズメが年々減少の一途をたどっているとのこと。
その理由は、巣を作れる屋根瓦の家が減少しているから。
スズメ界にも少子化の波が押し寄せていました。
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9位 デパートの屋上から遊園地が消えつつある!?
かつて娯楽の王様とも呼ばれた屋上遊園地の減少には理由が。
1970年代にデパート火災が相次ぎ、その影響から消防法が改正され屋上利用の規制が強化されました。
近年、シニア層の取り込みのため、屋上庭園やペットショップ、園芸売り場などに変化していきました。
マーケティング評論家・牛窪恵先生≫
万が一、子どもが遊具でケガをすると、提供するデパート側の責任になる場合もあります。
公園でも遊具が減りつつあり、代わりにシニアの健康遊具が入ってきています。
15年間で、ゆりかご型のブランコが8分の1まで減り、シニアの健康遊具が5倍に増えています。
経済評論家・門倉先生≫
アドバルーンも見なくなりました。
アドバルーンの広告を見るには、高さ・距離が必要です。
20~50メートルの高さが最適と言われていますが、都心部では超高層ビルが林立し、宣伝効果が薄く、ヘリウムが高騰してコストパフォーマンスが悪いという理由もあります。
8位 料理本から4人分の表記が無くなる!?
現在の料理本には「2~3人分」と表記。
その理由は少子化、さらにはエコ志向で食べきりサイズを好む傾向から。
若者文化評論家・原田曜平先生≫
これからは1人分の表記が増えていくと。
2040年には1人暮らし世帯の割合が約40%に。
スーパーやコンビニでは、1人用の小分け商品が増加傾向にあります。
未婚で1人暮らしの男性を「ソロ男」。
50代男性の10%が未婚。
ソロ男をターゲットにした商品が増加していきます。
マーケティング評論家・牛窪恵先生≫
2030年には、日本の半数がおひとりさまになると言われています。
そのうち、生涯未婚が3割、死別・離別が2割で、合わせて半数がおひとりさまに。
お菓子も、同じ物でも量を減らして同じ値段で売ります。
インド・中国のチョコ需要が増加し、原材料費が高騰しています。
量を減らすと希少価値が高まるので、大人向けお菓子として展開されていきます。
心理評論家・植木先生≫
お菓子の量が少しずつ減っているのに気づきにくいです。
お馴染みのお菓子やキャラクターの短所は見つかりませんが、新規のお菓子やキャラクターの短所はたくさんあがります。
人は、馴染んできたものの短所は見つけたくないものです。
お馴染みというだけで、1つ価値が高くなる傾向にあります。
短所探しには労力がかかるので、お馴染みのものからは見つけたがらないのです。
7位 スーパーからカリフラワーが消えた!?
1970年代まで食卓で人気を誇ったカリフラワー。
姿を消した理由は、ブロッコリー人気の台頭。
近年、健康とされる緑黄色野菜ブームの到来で、白色のカリフラワーから緑色のブロッコリーが人気に。
現在品種改良が進み、オレンジ・紫などのカリフラワーが登場、人気再燃を狙っています。
6位 英語の筆記体が無くなりつつある!?
現在の英語の授業は「書く」ことより、「聞く」「話す」ことに力を入れています。
2002年から、筆記体の指導は英語教師の裁量に委ねられることに。
その結果、筆記体を知らない若者が激増。
欧米人でも書けない人が多いとか。
生物評論家・池田先生≫
書くということは、頭の中で組み立てるので大事なこと。
頭が良い人は、考えていることを書くのが間に合わない。
筆記体は、頭で考えた事を早く書くために開発されました。
5位 教科書から坂本龍馬が消える!?
2022年度から実施する高校の「新学習指導要領」によると、暗記教育の見直しに伴い、日本史と世界史を統合、暗記用語を現状の約半数に削減する事が決定。
教科書から消える候補の中に、坂本龍馬の名前が挙がっています。
他にも、高杉晋作や武田信玄など、数々の英雄たちの名が教科書から消えようとしています。
4位 駐車違反のチョークが消えた!?
駐車違反を取り締まる際、車のタイヤにチョークを引く行為。
平成18年に道路交通法が改定され、「駐車違反の取り締まり」も変化。
かつては線が引かれてから「5分間」の猶予期間がありましたが、
現在は、車が放置されたと判断された時点で、1秒も待たずに即駐車違反に。
この道交法の改正により、チョークを引く行為が街から消えました。
マーケティング評論家・牛窪恵先生≫
子どもたちの筆圧が弱くなり、鉛筆が昔はHBが主流だったのが、現在は2Bが主流に。
無理に力が必要のない文房具が進化したことも影響。
3位 J-POPから”愛”が消えつつある!?
昔から音楽シーンで最も歌われているのが恋愛ソング。
かつては歌詞の中に愛が入っているヒットソングで溢れかえっていました。
しかしここ数年、J-POPから”愛”が消え始めています。
”愛”にとって代わった言葉は”好き”というライトな愛情表現。
”交際経験ゼロ”の若者が急増し、「愛は大げさで重い」と。
若者文化評論家・原田曜平先生≫
ラブソングでの愛情表現が、遠回しな表現の歌詞が増加しています。
カラオケボックスで歌う人が減ってきています。
若者の人口減少により、カラオケ店の経営が厳しい状況になっていて、いろんなサービスを始めました。
みんなで集まってDVDを観たり、英会話を勉強したり、ランチサービスを豪華にしたりなど。
また、観覧車の中でカラオケのサービスを提供したりもしています。
マーケティング評論家・牛窪恵先生≫
80年代から「あなた」という言葉が消えてきています。
家の中で夫婦で「あなた」と呼ぶ人は1割しかいません。
若い人で多いのは「ダー」とか「ぴー」。
ダーはダーリン、ぴーは彼ぴのぴ。
今の女子は、名前も呼ばずに「ねえ」「ちょい」「おい」など。
2位 缶切りが消えつつある!?
現在は、缶切りなしで開けられる「イージーオープン缶」の普及により、缶切りの出番が減少。
それに伴い、缶切りを使えない若者が急増。
子どもの生活習慣評論家・高橋弥生先生≫
30年前は、7割の小学生が缶切りで開けられました。
現在は2~3割しか開けられません。
「栓抜き」や「やかん」も消えつつあります。
小学生の中で、お湯を沸かす道具が「電気ケトル」に。
1位 コテコテの関西弁が消える!?
心理評論家・植木先生≫
現在は核家族で、祖父母から離れて住むようになり、イントネーションの継承がされにくくなりました。
親⇒すぐにすべきことを子に話す
祖父母⇒時間的に余裕のある話をする
差し迫っていない話をする関西弁は、耳に残って記憶されやすいです。
用事だけを関西弁で話しても、内容だけを記憶して抑揚は耳に残りません。
方言は、リズム・笑いの中で継承されるもので、核家族化では継がれにくい状況にあります。
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