暇つぶし読み物サイト(Another News Station)

暇つぶし 怖い話 ショートショートストーリー 都市伝説 神野守自作短編小説 バラエティー

社会

子どもが「ウソをつく理由」に親の過剰なしつけが原因も

投稿日:2018年6月11日 更新日:

子どもがウソをつく理由として、親の過剰過ぎるしつけが原因かも知れません。

子どもが「ウソをつく理由」にご用心 親の過剰なしつけが原因も

島沢優子2018.6.10 07:00

「ウソをつくのはダメ」と子どもに諭すのは、しつけとして当然だが、頭ごなしに叱るのはNGだ。
子どものウソには、心のSOSのサインが隠れている。

Sponsered Link

*  *  *

 

 

 

 

 

 

 

「日大の監督やコーチは、ウソをつかないでほしい」
「自分が選手に命令したって、正直に言ってほしい」

東京都内の小学校で5年生の担任を務める男性教諭(40)が、国語の授業で児童に自分で選んだ新聞やネット記事を発表させたときのこと。
多くの子どもが日本大学アメリカンフットボール部で起きた悪質タックル問題を挙げた。

「その日の発表では(悪質タックル問題が)一番多かった。あのタックルはひどい、怖いといった子どもらしい言葉もあったが、大半は大学側のウソを指摘していた。子どもは大人のウソに敏感だし、大人が思っている以上に本質をついてくる」

子ども自身もウソをつく。
だからこそ、ウソに対して多感になるのかもしれない。

「ウソはよくないことだと、学校では教えている。その一方で、子どもはウソをつくものだという認識で接しているのも確か。特に、日常的に頭ごなしに叱られている子どもがウソをつきやすいと感じている。失敗を親に知られないためにウソをついているように見える」(男性教諭)

学校や塾、家庭はもちろん、野球やサッカーなどスポーツでも、失敗が許されない。
そのため、自分のミスを隠そうとする。
もしくはそのことに正面から向き合えなくて、ウソをつく。

Sponsered Link

都内に住む会社員の女性(43)は、小学5年生になる長女の「ウソつきぐせ」が気になる。
テストの点が悪いと「頭が痛かったから」と弁解する。
水をこぼせば6歳下の弟のせいにする。

高価なゲーム機がなくなったときは、一緒に遊んでいた友達に向かって「○○ちゃんに貸していた」と罪をなすりつけようとした。
その子の悲しそうな表情を見て、すぐに娘本人がなくしたと気づき「また、ウソを言う! どうしてウソばかりつくの!」と怒鳴ってしまった。

「ウソをつくのは泥棒の始まりだと小さいときから厳しく言ってきたのに。怒るほうがいけないのでしょうか。悪いことは悪いと教えなきゃ、甘いとしつけにならないと思っていました」

そう言って途方に暮れる女性によると、長女が何か失敗すると父親からげんこつが飛んでくることもあるという。
男性教諭が話したように、失敗を恐れ親に知られないよう必死にウソをついているのかもしれない。

『子どものウソ、大人の皮肉』の著書がある東京学芸大学国際教育センター教授の松井智子さんは「子どものウソは、心の発達と成長の証しであり、何らかのSOSであるパターンはとても多い」と話す。(ライター・島沢優子)

※AERA 6月11日号より抜粋

[出典:子どもが「ウソをつく理由」にご用心 親の過剰なしつけが原因も(AERA dot. > https://dot.asahi.com/aera/2018060700034.html?page=1 ]

たしかに、子どもはウソに敏感だと思います。
大人がウソをつくのを見れば、自分もウソをついてもいいと考えるでしょうね。

Sponsered Link

[ad#adsense-1]
[ad#adsense-1]

-社会

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

「裏口入学のヤバイ実態」を医学部予備校の元経営者が明かす

医学部予備校の元経営者が、裏口入学の事をわかりやすく説明してくれています。 医学部予備校の元経営者が明かす「裏口入学のヤバイ実態」 そうか、そんな世界だったのか… 2018.07.20 原田 広幸 世 …

「テロリスト」だった幕末の志士たち

東大の小島毅教授が語る、”幕末の志士たちは「テロリスト」だった”とはどういう事なのでしょうか? 幕末の志士たちは「テロリスト」だった そしてジェダイはダークサイドに落ちた 塚田 紀史 : 東洋経済 記 …

「部活」「テストの採点」長時間労働で疲弊する現役教師たち

「部活」や「テストの採点」などが原因で長時間労働している現役教師たちの悲鳴です。 学校は働かせ放題の温床、教員は心身疲弊「すぐ隣にいた同僚が、ある日突然に」 6/26(火) 11:00配信 Spons …

スクールセクハラで抱えた「心の傷」を回復させるためには

学校という閉ざされた環境で起きるセクハラ。 教師という絶対的な存在が、まだ未熟な子どもたちに襲い掛かるという信じられない話が、現実としてあるのです。 スクールセクハラのトラウマをどう克服する――抱えた …

「ハイリー・センシティブ・チャイルド」(HSC)「人一倍敏感な子ども」の親の苦悩

「ハイリー・センシティブ・チャイルド」(HSC)とは、「人一倍敏感な子ども」という意味です。 「怖いよ」仕事中に小学生の娘から5分おきメール……敏感な子ども「HSC」と向き合う親の苦悩 12/19(木 …