裏社会でうごめく黒い金…違法薬物・JKビジネス・盗撮ビジネス 2018年9月6日放送「じっくり聞いタロウ」
2018年9月6日放送「じっくり聞いタロウ 裏社会&アノ事件の裏側SP!」より
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地下経済
話してくれるのは、地下経済の第一人者、経済評論家の門倉貴史さん(46)。
「地下経済」とは、表の統計には一切出てこない隠れた経済活動、違法な経済活動のこと。
具体的には、違法薬物の密輸や売買、闇カジノ経営などの犯罪行為、脱税などの違法行為で行なわれる経済活動です。
日本の地下経済の規模
日本全体の地下経済は25兆円くらい。
25兆円もの黒い金が裏社会で動いているのです。
今回、門倉さんが紹介するのは「違法ドラッグ」「JKビジネス」「盗撮ビジネス」の3つ。
その中で規模が最も大きいのが「違法ドラッグ」です。
違法ドラッグ
覚せい剤を中心とした違法ドラッグ。
乱用者が多い東京都内だけで4219億円くらいだと言います。
警察庁が、覚せい剤の密売で逮捕された人たちにアンケートを取ります。
「押収した量が全体で流通している量の何%だと思うか?」と。
その回答の平均値が5%くらいだと。
残りの95%はまだ水面下にあると。
それを膨らませていくと、東京都内だけで4200億円になり、全国では1~2兆円くらいの規模になります。
違法ドラッグはどこで取り引きされているのか?
最近はインターネットの進化により、「ダークウェブ」で取り引きされていると言います。
「ダークウェブ(Dark web)」は、特定の検索ワードで入力すればどのパソコンからでもアクセスできる「闇サイト」とは違い、特別なツールを利用しないとアクセス出来ません。
しかもそのツールは、匿名で使用できるために、誰がサイトを運営し、誰がアクセスしているかをわかりにくくさせています。
そのため「ダークウェブ」が、違法ドラッグの新たな取り引き場所になっているのです。
現在、国際的な規模でFBIなどでもおとり捜査をして摘発していますが、次々と新しいものが出てくるので「いたちごっこ」になっています。
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JKビジネス
2012~2013年頃に「JKリフレ」という形で、女子高生が添い寝したりマッサージをしてくれたりするものが出てきました。
元々は違法ではありませんでしたが、裏で性的なサービスなどがあったりして問題になり、有害業務を未成年にやらせている労働基準法違反で摘発されていきました。
そこで取り引きされたお金は表に出ることはなく、地下経済で流通していきました。
現在は「JK作業所」というものが新しく出てきました。
JKが室内で、折り鶴を折ったりビーズのアクセサリーを作ったりしているものを、マジックミラー越しに男性客が見学するものです。
JKがミニスカートだったりするので、パンツが見えたりなどもあります。
値段は40分5000円くらい。
指名料もあって、5分で1000円くらい。
下着を見せながら作業していることが有害業務に当たると警察は判断、JK作業所の経営者の男ら3人が逮捕されました。
援助交際が流行っていた1996年頃の市場規模は、547億円くらいでした。
現在のJKビジネスの市場規模は、799億円くらいです。
ちなみに、テレビ東京の放送部門の売上高が807億円。
799億円のうちJKには639億円、元締めは160億円という割合です。
盗撮ビジネス
海外でも盗撮ビジネスはありますが、日本は特に盛んになっています。
買取価格も日本は非常に高く、専門のネット配信業者が高く買い取ります。
高品質のものは200万円くらいで取り引きされたりします。
アングルや被写体が有名な方、タレントの卵などの場合は高値になります。
盗撮ビジネスの市場規模は326億円。
クリスティアーノ・ロナウドの年棒が約102億円なので、ロナウドの3人分になります。
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