林修 初耳「スキャンダル日本史 あの名将が『ボーイズラブ』『浮気騒動』」
2017年7月16日(日)放送「林先生が驚く初耳学!」より
Sponsered Link
p>
「決して手を出してはいけない相手との禁断の愛」
スキャンダル日本史 第9弾。
歴史を動かした偉人の、知られざる泥沼スキャンダル。
今回も、文春砲にも負けないスキャンダル史実を紹介。
ナビゲーターは女優・櫻井淳子さん。
今回のテーマは「決して手を出してはいけない相手との禁断の愛」。
現代の芸能界にも数多報じられる「不倫」「略奪」「禁断の未成年愛」。
実は、江戸時代にもそんな「不適切な関係」を結んだ有名人が…。
それが「伊達政宗」。
18歳で家督を継ぎ、23歳で奥州南部を制圧した「東北の雄」。
そんな伊達政宗の「不適切な関係」とは?
伊達政宗の「BOYS LOVE」
時は江戸時代初期の1613年。
当時、伊達政宗は51歳。
この伊達政宗のそばにいたのが「只野作十郎」。
只野は、政宗の身辺の様々な雑用を請け負う役目を担っていましたが、もう一つ、違う意味で伊達政宗にとって「欠かせない存在」なのでした。
美少年の作十郎は、伊達政宗の「禁断の恋の相手」。
まさに江戸時代版の「BOYS LOVE」。
このようなボーイズラブは、当時ありふれたもので、最も純愛と言われていました。
歴史上、男同士の特別な寵愛を受ける家臣は多く存在。
これは「衆道(しゅどう)」と呼ばれ、男性の同性愛の形。
当時の男女は、本人の意思とは関係のない政略結婚が当たり前でした。
そんな男と女の愛より、男同士の固い絆で結ばれた禁断の愛が、武士たちに流行していたのです。
とうことで、ここからがスキャンダル。
Sponsered Link
p>
作十郎に「浮気疑惑」!?
美少年だった只野にぞっこんだった伊達政宗でしたが、ある日イヤな密告がありました。
それは、最愛の家臣・作十郎の「浮気疑惑」でした。
胸を締めつけられる思いの伊達政宗は、ある夜、酒の力を借りて作十郎を追求します。
「お前、俺に内緒で浮気してるだろ?」
すると「えっ…!?、そんな馬鹿げたこと、あるわけないじゃないですか!」と、普段はおとなしい作十郎が激昂。
スキャンダラスな修羅場と化したのです。
さて、ここで問題。
伊達政宗に浮気疑惑をかけられた只野作十郎が、この後起こした行動とは!?
相手を愛する心に偽りがないことを証明する「心中立て」
浮気を疑われた作十郎は、腰の小刀を抜きました。
作十郎は、自らの潔白を証明するために「自分の腕に刀を突き刺した」のです。
どうしてこんなことをしたのでしょうか?
実はこれ、伊達政宗への愛情表現なのです。
それは、相手を愛する心に偽りがないことを証明する「心中立て」。
まさに死すら恐れない武士同士の純愛「衆道(しゅどう)」ならでは、ストイックすぎる愛の表現方法だったのです。
そして生まれた言葉が、一緒に命を絶つ「心中」。
「心中」は、純愛を証明する究極の形だったのです。
この硬派な愛の証明方法は、やがて庶民の間にも広がり、徐々にエスカレートしていきます。
八代将軍吉宗の時代には、あまりに心中事件が相次いだため、幕府から「心中禁止令」が出されたほどだったのです。
林修 初耳「スキャンダル日本史 将軍ゲス不倫!ストーカー!」
林修 初耳「スキャンダル日本史 大奥が”ホスト僧侶”と禁断愛」
林修 初耳「新撰組スキャンダル 土方歳三のプレイボーイ伝説」
Sponsered Link
p>