暇つぶし読み物サイト(Another News Station)

暇つぶし 怖い話 ショートショートストーリー 都市伝説 神野守自作短編小説 バラエティー

社会

「僕、死ねば分かってもらえたのかな」と語った発達障害の子ども

投稿日:

発達障害の子どもがポツリと漏らした「僕、死ねば分かってもらえたのかな」という言葉。
その言葉には「わかってもらえない」心の叫びが込められていました。
以下から引用させていただきます。
発達障害の子「死ねば分かった?」

発達障害の子「死ねば分かった?」第5景・教育(6)2018年2月3日 午前7時20分

「家庭訪問で登校刺激を行う→お願いしていない」
「就寝時間がなぜそうなったのか本人に確認させる→プレッシャーになります」…。

Sponsered Link

 
「学習障害(LD)」がある佐藤駿さん(16)=仮名、福井県内在住=のために、保護者と教師らで作成する「個別の支援計画」には、母・美穂さん(45)=同=の意見が随所に記されている。
 
中学最後の計画にもかかわらず、特性が理解されていないと感じた。
誤字やコピペ(文章の切り貼り)も散見され「真剣に考えてくれていない」と美穂さんの不信感は消えなかった。
 
駿さんは字を書くことが苦手。
一方で、駿さんが友だちとSNSでするやりとりは普通の若者と何ら変わりない。

「書こうとすると『書くことだけ』に意識がいってしまう」(美穂さん)。
解決策として学校側に授業中のタブレット使用を求めてきたが実現しなかった。
 
「視力の弱い子が眼鏡をかけるみたいに、その子に応じてデジタル機器を使うのがどうしてダメなの」。
母親として納得できない。
文部科学省による発達障害の子どもに対する合理的配慮の例に「デジタル教材、ICT機器等の利用」が明記されているだけになおさらだ。
  
■  ■  ■
 
同県鯖江市の吉崎莉菜さん(13)は5年生になってすぐ、担任に「なんでそんなのが分からないの」と言われ、算数が嫌になった。
唯一できた国語で漢字の止めやはねを細かく指摘されたことがこたえた。
「(学校に)行きたくない」「嫌や、嫌や」と言うことが増え、全身にじんましんが出るようになった。
 
半年以上、市内外の皮膚科を回ったが治らなかった。
一晩中、母・幸子さん(43)が体をかいてあげないといけなくなり、睡眠薬が必要になった。
知人が「もしかしたら心に何かあるのかも」と心療内科を勧められ受診。
「自閉スペクトラム症(ASD)」だった。

Sponsered Link

悩んだ末に…

体の発したSOS。
「悩んだけど義務教育にこだわるよりも命のほうが大事」(幸子さん)。
6年生になって学校に行かなくなると、じんましんの発症は劇的に減った。
 
莉菜さんは勉強の代わりに、動物の絵を描くことに没頭した。
描き始めて3カ月後の公募展で大賞受賞。

審査した画家から「すごく才能がある」と手紙をもらった。
作品をネットで公開すると外国人から「天才だね」とコメントが来た。

スマートフォンケースとTシャツの商品化も決まった。
幸子さんは「楽しくなってきたんでしょうね。学校で褒められることがなかったから」
莉菜さんは今、犬猫の殺処分ゼロを訴える絵本を描こうと、保健所の見学に行くほど行動的だ。
  
■  ■  ■
 
県教育委員会によると、発達障害などで通常学級に在籍しながら、必要に応じて個別指導を受ける「通級指導」対象の小中生は6万3497人のうち519人(2017年度)。
ほかにも小学校を中心に「気がかりな子」がいる。
 
ある教師は「苦手なことを頑張ってやり遂げたとき、褒めてあげるとすごく伸びる」こともあって発達障害の可能性を指摘できないことがあると打ち明ける。
別の教師は保護者に診断を促すと「自分の子どもに障害の可能性があると言われた気持ちは分かるのか」と責められたという。
 
理解が不足したり、対応が遅れたりして苦しむ子ども。
駿さんは卒業から半年以上たってぽつりと漏らしたという。
「僕、死ねば分かってもらえたのかな」

[出典:発達障害の子「死ねば分かった?」 第5景・教育(6)(福井新聞ONLINE > http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/289676 ]

発達障害は生まれつきの脳機能障害。
見た目で分かる身体的な特徴ではないため、先生にとっては「言うことを聞かない」ように見えるのでしょう。
治ることはないそうですが、適切な療育や訓練によって症状を改善し、社会へ適応する力を伸ばすことができると言います。
周囲の人の理解と助けが必要だと思います。

Sponsered Link

[ad#adsense-1]
[ad#adsense-1]

-社会

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

『家族という病』の著者が語る夫婦のあり方

『家族という病』『極上の孤独』の著者・下重暁子さんが語る夫婦のあり方とは? 『家族という病』の著者が辿りついた、夫婦についての結論 下重暁子「しょせん他人。期待するな」2018.07.08 週刊現代 …

23区で10年間に63人の妊産婦が自殺「産後うつ」「虐待死」の実態

23区で10年間に63人の妊産婦が「産後うつ」が原因で自殺したとのこと。 そしてそれは「虐待死」にも直結するのです。 虐待・自殺が止まらない…「産後うつ」の実態と今すぐにできること 虐待死の43%は0 …

増加する不登校「つまずいても、その先に道はある」

もしあなたのお子さんが不登校だったらどうしますか? 子どもたちが成長する過程でどうしても通らないといけない学校という場所。 本来なら友だちを作って楽しいはずの学校生活が、この上なく苦痛の子どももいます …

美しき人妻をスカウトした新手のビジネス「別れさせ屋」の話

「別れさせ屋」なるビジネスがあり、ある人妻が工作員としてスカウトされたとのこと。 以下の記事から引用させていただきます。 「別れさせ屋」の工作員にスカウトされた美しき人妻(45歳)の冒険 「別れさせ屋 …

タイ「洞窟救出劇」の裏側にある「無国籍」であることのリスクと、「無国籍」脱出の困難さ

タイでの、洞窟に取り残されたサッカーチームの救出劇」は、感動的なものがありました。 しかし、その裏で「無国籍」問題があることをご存知ですか? 自分が売買される危険も…無国籍の子どもたちが直面する理不尽 …