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テレビ東京「Aではない君と」主演:佐藤浩市×天海祐希

投稿日:

テレビ東京「Aではない君と」主演:佐藤浩市×天海祐希 あらすじ&キャスト

テレビ東京系列
2018年9月21日(金)夜9時
テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「Aではない君と」

原作

薬丸岳「Aではない君と」(第37回吉川英治文学新人賞受賞)

脚本

山本むつみ(「八重の桜」「ゲゲゲの女房」「コウノドリ」ほか)

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テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「Aではない君と」 出演: 佐藤浩市・天海祐希

みどころ

「少年犯罪」の加害者の父親役を、佐藤浩市さんが熱演します。

佐藤浩市コメント
Q、出演にあたっての意気込み、吉永役への思いをお知らせください。
薬丸岳さんの原作モノは今回で2作目ですが、どちらも“加害者家族”という、子供が殺人の罪に問われたときに、どういう形で受け止めるのかという正解のなさ……贖罪を含め、ただ「謝る」ということでは何もクリアできないという、答えがあるようでないような、そういうテーマの作品です。そんな薬丸さんの原作の難しさを僕はどういう形で提示できるのかなと…。その難しさと今、向き合っています。前回出演した(映画)『友罪』とはまた違った形で踏み込んだあり方、子どもとの距離感であったり、何かそういったものがひとつ踏み込んでできるのではないかな、と。
Q、天海祐希さんとの共演について
天海さんと共演するのは久しぶりで…子供を持つ女性弁護士という役柄を、彼女が彼女らしく、また彼女らしくなく、どう演じてもらえるのか非常に今から楽しみです。
Q、視聴者の方へのメッセージ
テレビを観られる方々が、テレビに何を求めているのかでずいぶん感じ方が変わってしまうのだと思うんだけれど、こういう題材の作品をテレビで放送するということ、それを視聴者の方に提供するということの意味を、ぜひご覧になる方々にも感じていただけたらと…。
できれば避けたほうがいい題材なのかもしれないけれど、この作品に我々ができるだけ逃げずに、向き合って、向かい合って、これから作品を作ろうとしています。その想いを視聴者の方々にも何か、受け止めていただきたいなと思っています。

天海祐希コメント
Q、出演にあたっての意気込み、神崎役への思いを教えてください。
私は、加害者、加害者側家族を支える弁護士の神崎京子を演じさせていただきます。
台本を読み終わり、胸の痛みが止まらずにいました。
誰の、どの立場も分かるが故、とても苦しかったです。
しかし、だからこそこのドラマには、意味があるのではないかと。
この作品に参加させて頂けて、大変光栄です。
丁寧に丁寧に、心を込めて演じたいと思います。

「Aではない君と」
この作品に対する、主演の佐藤浩市さん、携わる全ての人々の思いが沢山の方々に伝わる事を願っています。
Q、佐藤浩市さんとの共演について
佐藤浩市さんは、心から尊敬する先輩で、素敵な兄貴で、お芝居や向き合う姿勢、人としてなど….沢山の事を教えてくださいます。
共演の経験はあるのですが、今回の様にがっつりとお芝居させて頂くのは、初めてなんです。
なので、怖い反面、とても嬉しくて、やっぱり緊張して….
でも、成長を見て頂きたいし。非常に複雑な心境ですが(笑)
こんなに幸せな事はないなと思って、全身全力でぶつかろうかと。
えへへ。

杉田雷麟コメント
「この世界で食ってくのか?」主演の佐藤浩市さんに、初対面で聞かれました。〝はい〟と即答しました。そんな僕に「俺と関わる場面ならお前が納得行くまで何度でも付き合ってやる。」とも言ってくれました。とにかく嬉しかったです!現場でも共演者スタッフの方々からアドバイスをもらい、緊張している自分をも楽しみながら演じられました。この作品は誰もが経験するかもしれない話です。僕はこの作品を少しでも多くの人に見てもらい、感じてもらいたいです。

戸田菜穂コメント
何が何でもやりたい役でした!加害者家族を演じることは
苦しくて苦しくて毎日がモノクロの世界でした。
あらゆる親子に観ていただきたいです。できれば学校でも観てもらいたい。子供と一緒に生きていくということ、あらためて考えさせられる魂の叫びのような作品です!

市川実日子コメント
撮影現場で幾度となく聞こえてきたのは、深い溜息と、このドラマで起きる事件や登場人物の選択、台詞についての会話でした。他の現場と違うのは「自分だったら・・」という心の奥底まで掘るような尽きない対話が、自然と続いていくことでした。
遠くで起きた特別な事件は、自分にとって全く無関係ではないものなのかもしれない。
たとえ、ニュースの中や物語のことでも、人は無意識にそう捉えるものなのかもしれない。
そんなことを感じる現場のまなざしでした。

山本耕史コメント
台本を読んでテレ東らしく攻めているなと感じました。こういう深いテーマのドラマが制作されにくくなっている昨今、僅かでもこの作品に参加できたのは貴重な財産になりました。ぜひ多くの方々にご覧頂けることを願っています。

八嶋智人コメント
僕にも小学五年生の息子がいます。現代社会に住む子供達はいろんな意味で窮屈だろうと親として感じる事があります。コンプライアンスなんて言葉が独り歩きし、子供の世界にまで影響を与え、様々な問題はより深く闇の中に潜むようになる。このドラマはそんな場所にいる子供達と大人達を丁寧に結び付ける物語だと僕は思っています。もちろん事件を追う事が軸になっていますが、親子ならば他人事ではない物語として見届けて欲しいです。

寺島進コメント
僕がプライベートでもお付き合いしている佐藤浩市さん、この芸能界でも一番信頼できるプロデューサーと、こういう女性監督が増えていくといいドラマがもっと増えるだろうなと思える監督のタッグで作る今作。この作品は、子供、家族を持ってる人間にとってとても大事な事を伝える内容になっていると思います。家族を持ってる人、これから家族を持つ人、結婚する人、家族団欒、幅広くどんな方が見ても、いち人間だったら色々気付き、そして感じる所が沢山ある作品だと思うので、老若男女、一人でも多くの人に観てもらいたいなと思います。

安田顕コメント
脚本を拝読し、涙が滲みました。数日の現場への参加でしたが、出演者、スタッフの皆さまの真摯な向き合い方に、作品への思い、意義を感じました。参加できて、光栄です。
多くの方々に、届きますように。

仲村トオルコメント
もし自分の子供が人を殺す、もしくは人に殺される、そのことを想像しようとしても、脳が拒絶するのかイメージすることはとても難しかったです。これほど重く難しい原作をテレビドラマにしようという志に自分も参加したいと思いました。撮影最終日の佐藤浩市さんのたたずまいにこの作品の重みの凄さを改めて感じました。その重み故に、観てくださった方の心の奥底に深く残る作品になっていると思います。

[出典:キャスト テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「Aではない君と」(テレビ東京 > http://www.tv-tokyo.co.jp/adehanai/cast/ ]

テレビ東京ドラマ制作部 稲田秀樹 チーフプロデューサー コメント
ついに『Aではない君と』の豪華キャストのお披露目となり、放送も近づいてきたことを想うとプロデューサーとして感慨もひとしおです。
数年前、薬丸岳さんの原作に圧倒され、何とか映像化してみたいと思い立ちました。そこに流れる深く重いテーマである「少年犯罪」「加害者と被害者双方の苦しみ」「贖罪のあり方」など…難しく答えのない問い掛けをどう扱うべきか、当時はまったく勝算はありませんでした。ただ、とにかく逃げずに正面から向き合おうと考えたことだけを憶えています。
正直、今どきのテレビには似合わない内容で、普通ならまず通らない企画です。着想から色々と紆余曲折がありましたが、今回、豪華なキャストと制作陣を得て、ようやく実現にこぎ着けることが出来ました。撮影前、塚原監督とは、そんな難しい内容だからこそエンタテインメントであることを忘れずに作りましょうとも話しました。今、完成品を前にして、その志は報われたと感じています。

撮影も佳境を迎えた頃、現場で印象的な出来事がありました。佐藤浩市さん演じる父親に向かい、初めて息子が自分の想いを吐露する大切な場面でのリハーサルのことです。息子役の杉田くんが気負いもあってか、感情を剥き出しにする芝居がうまくいかず、現場に不穏な空気が漂い始めたのです。ひとまず食事休憩を挟んで落ち着こうとなったのですが、そんな中、佐藤さんが杉田くんにこう声を掛けたのです。「俺の経験でいうと、こういう時は何も食わない方がいい。飯は食うな。俺も食べないから」と。僕はその心遣いに驚きました。とかく人間関係が希薄となった現代にあって、それは紛れもなく、人生の先輩から後輩へバトンを手渡すかのような…希有な瞬間だったのです。僕には二人の姿がまさに『父と子』に見え、この作品の成功を確信しました。
他のキャストの皆さんの熱量も同様に高く、それぞれに意義を感じて役に向き合って下さいました。ひとつひとつの台詞を大切にし、みんなが納得するまで話し合い、それでも足らずに電話でやり取りすることもあって、「面倒」は尽きませんでした(笑)。でも、その「面倒」はとても幸せな時間でもありました。スタッフ・キャスト全員が、真摯に取り組んだ想いは画面を通して必ず感じて頂けると思います。
ぜひ楽しみにご覧頂きたいと思います。

[出典:主演:佐藤浩市・天海祐希 スペシャルドラマ「Aではない君と」(テレビ東京 > http://www.tv-tokyo.co.jp/adehanai/ ]

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あらすじ

大手建設会社に勤める吉永圭一(佐藤浩市)に前妻・青葉純子(戸田菜穂)から突然の電話が入る。
離れて暮らす中2の息子・青葉翼(杉田雷麟(らいる))が同級生への殺人容疑で逮捕されたと言う。
ネット上には翼の実名や個人情報が晒され、困惑した吉永は弁護士の長戸光孝(八嶋智人)を訪ねる。
早速接見するも沈黙を貫き通す翼。
父にも心の内を明かさない。
記者・中尾(山本耕史)からの情報で、翼が少し前に起こした万引き事件を収めたのが被害者の父で弁護士の藤井智康(仲村トオル)だと判明。
そんな恩人の息子を殺したというのか…。
翼の沈黙が災いし“逆送”、つまり公開の法廷で刑事審判を受ける可能性が高まっていく。
現状を打破すべく長戸はお母さん弁護士の神崎京子(天海祐希)を紹介。
神崎は献身的に吉永親子に向き合うが、翼は反抗的な態度を取り続ける。
やがて神崎は保護者が弁護士同様の立場となる『付添人制度』の存在を知り…。
息子の心の叫びに、改めて耳を傾け始める吉永。
はたして翼は本当に殺人を犯したのか?

[出典:主演:佐藤浩市・天海祐希 スペシャルドラマ「Aではない君と」(テレビ東京 > http://www.tv-tokyo.co.jp/adehanai/ ]

キャスト・登場人物相関図

吉永圭一……佐藤浩市
穂村建設企画部の部長。
部下に信頼され、新プロジェクトである美術館建設の責任者としてこれから辣腕を振るうという時に、一人息子の翼が起こした死体遺棄事件により、激流に飲み込まれ、翻弄される。
誰もが陥る可能性がある事件と真摯に向き合い、息子の心と対していく中で、徐々に父親としての自覚を取り戻し、真相に立ち向かってゆく。

神崎京子……天海祐希
翼の事件を担当する二番目の弁護士。
前任の弁護士がギブアップし、その後を引き継いだ。
三児の母で、愛情深い人物。
取り調べに無言をつらぬく翼に根気強く接してゆくが、突破口を見いだせない。
吉永とは時にぶつかることもあるが、最大の理解者であり続けた。
悩んだ末に肉親が「付添人」となり、弁護士と同等の役割を果たすアイデアを吉永に提案する。

青葉翼……杉田雷麟(らいる)
吉永の息子・事件の加害者

青葉純子……戸田菜穂
吉永の元妻・加害者少年の母親

野依美咲……市川実日子
吉永の恋人・部下

中尾俊樹……山本耕史
吉永を追う週刊誌記者

長戸光孝……八嶋智人
吉永の息子の最初の弁護士

井川……寺島進
吉永の息子が働く居酒屋の店主

瀬戸調査官……安田顕
家庭裁判所調査官

藤井智康……仲村トオル
被害者少年の父・弁護士

吉永克彦……山﨑努
吉永の父・加害者少年の祖父
[出典:キャスト テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「Aではない君と」テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/adehanai/cast/ ]

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