「日本を侵略する最恐生物」やりすぎ都市伝説SP 2017夏
2017年6月30日放送、「やりすぎ都市伝説SP 2017夏」より
静岡大学講師・加藤英明プレゼンツ
「日本を侵略する最恐生物」
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「外来生物の侵略」
静岡大学で、日本の自然や生態系を守る研究をしている加藤さん。
その加藤さんが今、最も脅威に感じているのが「外来生物の侵略」です。
恐ろしいのは、その現状を多くの人が知らない、気づいていないということ。
「セイヨウオオマルハナバチ」
例えば、西洋のハチが日本に侵入しています。
「セイヨウオオマルハナバチ」
これはもともと、ヨーロッパ原産のハチです。
農家のハウスのイチゴとかトマトの花の受粉をしてもらう目的で、わざわざ外国から輸入しました。
ハウスの中に放しておくと、人間が出入りすることで逃げ出してしまいます。
それが野外に飛び出し、とんでもないことをしているのです。
「日本のハチを襲ってしまう」
「そして、巣ごと乗っ取ってしまう」
「さらには、花の横をかじって蜜を奪ってしまう」
それゆえ、植物は受粉をすることができず、その数はどんどん減っていきます。
「カミツキガメ」
1980年代に、アメリカから大量に輸入されました。
その目的は「ペット」です。
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赤ちゃんのときは500円玉くらいの大きさ。
大きくなると、甲羅の大きさ50センチ、体重は30キロを超えます。
飼いきれなくなったものが捨てられ、野外で繁殖しています。
このカミツキガメは、沖縄から北海度まで、どんな環境にも適応できる最恐のサバイバーでした。
そして食性が「雑食」。
原産地のアメリカでは、ワニによって捕食されて、数が増えないように抑えられています。
しかし日本には、ワニ、いませんよね。
なのでカミツキガメは、日本の川で天下を極め、このまま放置すればどんどんいろんなものを食べて、寿命を全うするまで繁殖して増えてしまいます。
調査をしている加藤さんでさえ、何匹いるかわからないそうです。
静岡だけで数千を超えてしまっているかも知れません。
千葉県でも繁殖していることが明らかになっていますが、その数は推定で、1万6000頭と言われています。
「近い将来どうなるのか?」
いろんな日本の生き物を食べていきます。
まずは水辺の生き物。
それが減ってくると、お腹を空かして上陸します。
作物を食べることもあるでしょう。
私たちの周りの環境、食べるものがなくなってきたら、仕方がないからカミツキガメを食べるしかありません。
外食に行っても、「日替わりランチ、今日もカミツキガメ。明日もカミツキガメ」。
将来、カミツキガメがこのまま増えていくと、
日本の食だけではなく、文化も侵略されてしまうのです。
こんな恐ろしい未来が間近に迫っています。
信じるか信じないかは、あなた次第です!
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