林修 初耳「スキャンダル日本史 ”明治の文春砲”が激写!総理の愛人」
2017年9月10日(日)放送「林先生が驚く初耳学!」より
明治の文春砲「萬朝報(よろずちょうほう)」
スキャンダル日本史 第12弾。
一線を越えたとか越えないとか、ゲスいスキャンダルで世を騒がす政治家たち…
しかし、明治時代には、そんな週刊文春・週刊新潮が報じる記事に負けない不倫スキャンダルで、国民を騒然とさせた政治家がいました。
しかも、事もあろうかその人は、現役総理大臣!
「総理大臣の不倫」というセンセーショナルなスキャンダルを報じたのが、「萬朝報(よろずちょうほう)」。
明治時代、数々の権力者のスキャンダルを執拗なまでに追求した、ゴシップ誌の先駆けでした。
記事の中に住所まで晒すその手口は、文春砲も真っ青の破壊力!
こんな明治時代のゴシップ誌の餌食となったのが、初代内閣総理大臣・伊藤博文でした。
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時は明治18年。伊藤博文、当時45歳
海外事情にも詳しく、優れたリーダーシップが認められた伊藤博文。
だけど裏の顔は、女性が何よりも大好きな「ゲス総理」なのです。
当時、伊藤博文には、東京・大阪・広島と、全国各地に何人もの愛人がおり、面倒見ている芸者の元へ、出張の度に訪れたのです。
それをいち早く報じたのが、当時の権力者が恐れおののいたゴシップ誌「萬朝報」の記者。
ここから、日本が震え上がる「文春砲」ならぬ「萬砲」が繰り出されます!
当時、伊藤博文が愛人の中でも特に可愛がっていたのが、自宅で大工として雇っていた田村半助の娘・喜勢子。
そんな愛人に渡したプレゼントは、なんと豪邸を1軒丸ごと!
しかも場所は、当時から高級住宅街と知られた麻布でした。
「間接的にも国民の税金から支払いなんて許すまじ」と、ゴシップ誌「萬朝報」が怒りの鉄槌!
なんと、その愛人の名前も豪邸の住所までも記事に記載。
その事態を重く見て動いたのが「明治天皇」でした。
「伊藤よ、女遊びをたしなめてはどうか?」
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しかし、その天皇の重き忠告に対してこう言いました。
「私は、財産や豪邸などいりません。ただ、公務の間に芸者の相手をするのが何よりも好きなんです」
なんと、女遊びの何が悪いと開き直る始末。
しかし、この記事の影響か、伊藤博文の愛人・喜勢子が病死。
さすがの女好きの伊藤博文も、これで懲りたと思いきや……
さらにとんでもない女性問題が報じられます。
喜勢子の死後、伊藤博文はまず、喜勢子の妹・つね子を愛人にします
さらにつね子が亡くなると、父親に莫大な金品を与えて三女の雪子も愛人になるように要求したのです。
しかも雪子は、当時まだ16歳という若さ。
「萬朝報」が、”父親に金をちらつかせて美人姉妹を次々愛人にする総理”と報じたことで、国民全員に「女好き」が知られてしまいました。
明治時代の民法によると「既婚男性でも相手が未婚であれば浮気OK(既婚女性の浮気は厳禁)」でした。
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