林修 初耳「スキャンダル日本史 ”総理大臣のゲス不倫史”」
2018年1月7日（日）放送「林先生が驚く初耳学！」より
歴代総理大臣泥沼スキャンダル
スキャンダル日本史 第17弾。
今回は「歴代総理大臣泥沼スキャンダル」
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まずは、第75代内閣総理大臣 宇野宗佑
1989年、神楽坂の芸妓に愛人関係を暴露され、支持率が急落。
総理在任わずか69日で退陣となりました。
愛人女性の裏切り、その引き金となったのは…
相手は一国の首相、当然、月300万円での愛人契約かと思いきや、「月30万円でどうだ？」
これに腹を立てた芸妓が週刊誌にリーク。
「指3本スキャンダル」が引き金となり、辞任に追い込まれたのです。
そんな宇野宗佑よりもゲスだったのが、初代内閣総理大臣 伊藤博文
幕末から明治という激動の時代を支えた、日本の歴史を語る上で欠かせない偉人なのですが、その女遊びの噂を聞いた明治天皇がたしなめるほどの女好き。
そのため、当時陰で囁かれていたあだ名が「ほうき」。
”掃いて捨てるほど女がいる”と揶揄されるほど、大の女性好き。
まさにゲス総理なのです。
天皇が呆れる「女好き総理」 ナンパから〇〇饅頭が誕生
博文には、東京、大阪、広島と、全国各地に何人もの愛人がおり、広島の愛人に会いに行ったときのこと。
帰りに、宮島の茶屋に立ち寄った博文。
茶屋の娘を見て「おー、なんと美しい」（博文）
娘の手をとって「この紅葉のような手を食べてしまいたい」（博文）
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なんと、一国の総理が、出会ってすぐの女性をナンパ。
この話はすぐさま、宮島中で話題となり、噂を耳にした菓子職人が、
紅葉をかたどった饅頭を作ったことで、あの「広島名物・もみじ饅頭」が誕生したと言われています。
さらに博文は、自宅にまで堂々と愛人を連れてくるゲスっぷり。
棒弱無人な博文ですが、その罰が当たったとも言える重大な事件が…
1887年、明治20年8月6日
横浜の旅館・東屋へとやってきた、博文とその部下、井上毅・金子堅太郎・伊東巳代治。
ここからがスキャンダル、日本中が震撼する大事件が！
就寝中の巳代治の部屋に何者かが侵入し、カバンが盗まれてしまいました。
入っていたのは、現在のお金に換算して現金100万円。
現職の総理大臣の持ち物が盗まれたことが世間に知れ渡れば、それこそ日本中が大混乱に。
激しく落胆した博文と部下たち。
しかしその翌日。
旅館近くでカバンを発見。
現金は抜き取られていましたが、なぜか一同は大喜び。
100万円もの大金が盗まれたのに、大喜びした理由とは！？
実は、100万円とともに入っていたのは、大日本帝国憲法の草案。
これが盗まれていなかったことに、博文も安堵の息を漏らしたと言います。
この草案には反対派が多数存在、もっとも恐れていたのは、その内容が事前に反対派に漏れること。
しかし、カバンを盗んだのはたたのコソ泥だったため、現金だけを持っていったのでした。
草案は無事に戻り、2年後の明治22年2月11日、大日本帝国憲法は無事に発布されたのでした。
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