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林修 初耳「スキャンダル日本史 実録!江戸の名裁判 ドロ沼離婚の大逆転」

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林修 初耳「スキャンダル日本史 実録!江戸の名裁判 ドロ沼離婚の大逆転」

2018年10月28日(日)放送「林先生が驚く初耳学!」より

財産分与スキャンダル

スキャンダル日本史 第29弾。
今回は、離婚後に起こった財産分与スキャンダル。

現代でも、週刊誌の発行部数が伸びるなど、世間の関心が高まるドロ沼離婚劇。
これは江戸時代も同じで、江戸の庶民たちを驚かせたドロドロスキャンダルの記録が残っています。

今回は、江戸時代の記録書「頃日全書」に記されている、実際にあった「離婚スキャンダル」の話です。

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舞台は、10代将軍徳川家治が治めていた1760年頃の奉行所

遠山金四郎や大岡越前と並び評される名奉行の一人「依田政次」。
彼が裁いた、この離婚スキャンダルは、江戸時代を代表する名裁きとして語り継がれています。

現代の東京駅の近くにあった江戸・北町奉行所。
そこへ、娘の離婚問題で怒った父親の町人・宇八が、「お奉行様、話を聞いてくだせえ」と駆け込んできました。

話によると数日前、実家に帰ってくるなり泣きじゃくる「お音」。

宇八「お前、まさか、離縁したのか?」

娘は、意味もわからず夫の吉右衛門に突然、離婚を突き付けられたと言います。
しかも、「娘が持っていった嫁入り道具を、旦那の吉右衛門が返そうとせんのです」と言う宇八。

江戸時代の嫁入り道具と言えば、桐のタンスや高級な着物。
現在の価値で数千万円に及ぶこともあります。
男からの離縁の場合、嫁入り道具を返却するのが通例でしたが、夫が返さないと訴えたのです。

しかし、その訴えに対して夫の吉右衛門は、「到底、受け入れがたい要求にございます」と返却を拒否。
嫁入り道具を返せという親子と、返さないという夫。
対立する二組の取り調べは、幾度にも及びました。

そして、最終的に名奉行・依田が下した判決は、「嫁入り道具は返さなくて良い」。
夫・吉右衛門の勝訴でした。

多くの人が驚いたこの判決。
ここには、ドロドロの愛憎劇と、名奉行・依田政次の名裁きがあったのです。

嫁入り道具の返却を迫られた夫・吉右衛門の主張

「恐れながら申し上げます。女房は嫁いできてしばらくして大病を患い、命も危ぶまれるほどでした。嫁入り道具は、全て人参代に充て、女房は人参のお陰で九死に一生を得たのでございます」

当時、人参と言えば「朝鮮人参」のことを意味し、万病に効く高価な特効薬として使われていました。

「ここに、証拠がございます。人参代の領収書でございます」

しかし、これに親娘が大反論。

宇八「吉右衛門の言い分は全くの嘘でございます」
お音「私は嫁いで以来、大病になったことは一度もございません」

なんと、病気になっていないと主張。

「どちらかが嘘をついている」と考えた依田。
真偽を確かめるため、近所の住民への聞き込んだところ、お音は病気をしていないと判明。
つまり、嘘をついていたのは吉右衛門でした。

奉行所で嘘の証言をするのは、死罪に値する重罪。
しかし、人参の領収書を見た名奉行・依田政次は「嫁入り道具は返さなくて良い」と言い、嘘をついた吉右衛門は無罪に。
なんと、一枚の紙きれで裁判がひっくり返ったのです。

何故、嘘をついた吉右衛門を裁かなかったのか。
ここに、依田政次が名奉行と呼ばれる所以があります。

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何故、嘘をついた吉右衛門を裁かなかったのか?

何故、嘘をついた吉右衛門を裁かず、返却請求も棄却したのでしょうか?
ポイントになるのは、証拠として出された人参代の領収書。

実はこれ、領収書ではなく、お音が浮気相手からもらった恋文でした。
夫・吉右衛門が離婚を切り出した理由は「お音の浮気」。
事実を知らない父親は、娘を被害者だと思っていたのです。

江戸時代、浮気をした女は死罪でした。
離婚の原因がバレると、お音の命はありません。

浮気したお音に対し、嫁入り道具を返すつもりはもちろんありません。
しかし、一度は愛した女。
そんなお音を守るため、吉右衛門はあえて嘘をつき、吉右衛門の男気を察した名奉行・依田は、咄嗟に吉右衛門の嘘を受け入れたのです。

別れた女性に優しさを見せる吉右衛門も素敵ですが、そんな心意気を汲んだ依田政次の名奉行っぷりは、本当にお見事でした。

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